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才教ダイアリー

さいきょう祭と両立しながら ~ 卓球部女子 中信大会出場 ~

投稿日:2014.11.01

 今年度、卓球部は不幸に見舞われてしまいました。本校最大の行事であるさいきょう祭と、卓球部にとって大切な大会である新人戦が、同じ日程になってしまったのです。
 才教学園ではもっとも大切にしているイベントです。校長先生と話し合いながら、「さいきょう祭当日になる個人戦は辞退し、前日の団体戦のみ出場」という方針が、夏休み前に決まりました。
 
 しかし、もう1つ問題がありました。団体戦には部員は最低6名が必要です。男子は何とか7名いましたが、夏休み前の時点で、女子は5名しか部員が居ません...。
 つまり、個人戦は辞退することにしたので、女子は部員が確保できないと、今年度の新人戦は「ない」ということになってしまいます。
 
 夏休み前に部活の勧誘...とは聞いたことがありませんが、今一度、部活動に加入していない女子、一人ひとりに声を掛けてローラー作戦を展開しました。しかし、やってみるもので、「実は考えていた」という1年生が居て、夏休みに男子1名、女子2名が新たに入部してくれました。何はともあれ、団体戦には男女で出場できます。
 
 今度はやはり、さいきょう祭練習との両立がたいへんでした。
 中学2年生のミュージカルはさいきょう祭のメインです。今回のライオンキングでは主将のAさんと、副主将のB君が主役級でした。
 「才教学園って、たいへんだなぁ...」と、教員の私でさえ思うのですが、
 10月は、「さいきょう祭」、「部活」、「中間テスト」すべてを両立します。そんな中、休日は貴重ですが、日曜日には練習試合も入れました...。
 
 さいきょう祭の準備も稽古も大詰めの1週間前、こちらも大詰めなので毎日部活動を組みました。結果として、AさんもB君も主役級であったにもかかわらず、この間の部活動は皆勤でした。「部活動の雰囲気を作るのは2年生」という気概にあふれていました。
 団体戦、卓球部は松本市総合体育館で行ったのですが、向かい側のキッセイ文化ホールではさいきょう祭の総合リハーサルが行われていました。自分たちがジャージを着て気合を入れているときに、制服を着た才教生を見るのは不思議な気分でした。
 
 男子は、中信大会出場を決めたX中、Y中と最後のひとりの接戦まで持ち込む健闘は見せたものの、中信大会出場はなりませんでした。
 女子は、予選リーグを6位で通過、出場校決定リーグで何とか勝利し、薄氷で中信大会出場を決めました。顧問としてはまだまだ課題が多く、道半ばとは思いますが、夏休み以降入部の部員が2名いるチームで、結果を出した意義は大きいと思います。
 特に主将のAさんは予選リーグで、7勝1敗。他校からマークされる存在です。「タラレバ」ですが、個人戦に出ていたら...と思うと、残念でなりません。
 
 翌日のさいきょう祭、中学1年生は「シンクロナイズド組体操」で今回のさいきょう祭で新鮮な風を吹かせ、中学2年生は、貫録のライオンキングを演じました。主将はコミカルだけど温かいミーアキャットを、副主将は主役の敵役のライオンを堂々と演じていました。「こんなことと両立していたのか...」、顧問の私は本当に驚きました。
 
 才教学園は、夏期大会は体育祭と、新人戦はさいきょう祭と活動の時期が重なるのは日程上、仕方がありません。そんな中、「夏こそ、絶対に男女で中信大会に行く!」と、今から意気込んでいます。
 
 
卓球部顧問 巣山 孝弘