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才教ダイアリー

好きこそ物の上手なれ

投稿日:2015.03.07

 昨年の9月に、パソコン教室のパソコンがWindows XPの延長サポート切れに伴いリニューアルされました。


 1学期の間は、インターネットに接続ができず、授業でも少々使い勝手が悪くなっていました。


 夏休みが明け、パソコン教室にハイスペックな25台のニューマシンが並びました。



さっそく目ざとい生徒たちが気づき、
 「先生、パソコン新しくなったのですか?」
 「Windows 8ですか?」
と、目をキラキラさせて話しかけてきました。
私自身も「早く使いたいなぁ。」という気持ちでした。


 


 しかし......


 


 中学2年生は、さいきょう祭のミュージカル練習に追われ、リニューアル後、中2B組が入室したのは、12月になってからでした。


 


 修学旅行の準備、志論文の作成、


 3年生を送る会の準備、技術の授業、......


 


 パソコンを使う機会は多く、扱いには慣れているはずなのですが、困ったことも多く出てきました。


 


 「先生、電源が入りません。」
 「モニターが点きません。」
 「ファイルの名前は、どうやって変えるのですか。」
 「ファイルのコピーはどうすればよいですか。」


 (あれれ? パソコンの作業は初めてじゃないよ?? 家でも使っているよね?)


 


 生徒に詳しく聞いてみると、インターネットで調べたり、動画を観たりと、
キーワードを打ち込めば、あとはカーソルで選択する操作が多いこと多いこと。


 (趣味:パソコン ではなく 趣味:ネットサーフィンじゃないの??)


 


 そうかと思うと、パソコンが堪能な生徒もおり、サクサクと自分の作業を進め、困っている友達のサポートをすすんで引き受けています。


 やはり、パソコンを使う以上は、パソコンに堪能になってほしいと思います。
そして、基本操作はもちろんですが、ソフトも使いこなして、


素敵な作品づくりやプレゼンテーション作成をしてほしいです。



 昨年、はじめてパワーポイントでプレゼンテーションをとても苦労して作った生徒がいます。
今年、その生徒は修学旅行報告会のスライドをパワーポイントで作成しています。
1年間で何があったのか驚くほど技量が上がっていました。


 そのことを問いかけると...


 


 「人より(パソコンの)技量が劣っているのが悔しくて、自分ひとりで(パソコンの)勉強をしました。
でも、今は悔しくて(パソコンを)あつかっているのではなく、クリエイティブなことができるから、楽しくて使っています。」
との答えが返ってきました。


 


『好きこそ物の上手なれ』


 


 学習はもちろんですが、さいきょう生たちには、多くのことに興味を持ち、興味を持ったものを極めていってほしいと願う今日この頃です。


 


中学2年B組担任