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才教ダイアリー

「松本市平和祈念式典」「松本市平和の集い」に参加して

投稿日:2017.08.29

8月15日の終戦記念日、松本市の恒例行事となっている「平和祈念式典」と「平和の集い」に、広島平和記念式典(86日、広島市)に参加した8年生の生徒2名と出席しました。


 


小雨がそぼ降る中、多くの市民があがたの森公園ひろばに設けられた「平和祈念式典」の会場を埋めました。平和記念碑の両脇に設けられた特設ステージには、市内の小学校・中学校の子ども達や各団体・個人が心を込めて折った鶴の数々が献呈されました。その折鶴の大きさや色彩はそれぞれでも、人々の平和への想いがそこに表現されているように見えました。


広島平和記念式典に参加した生徒の発表からは、被爆された方に直接伺った体験談から受けた衝撃が伝わりました。14万人の尊い命を一瞬で奪った原爆。そんな恐ろしい武器を、人類は未だに振りかざしています。13、14歳の子ども達がその愚かさを訴える中、最近の国際ニュースを考えると虚しさを覚えます。


続いての「平和の集い」では、県内のTVやラジオでもお馴染みの長野市出身のシンガーソングライター・清水まなぶさんの講演「過去から学び 未来へ受け継ぐ平和と希望」を聴きました。清水さんは、自身の祖父の戦争体験をきっかけとして過去の戦争と向き合い、戦争を題材に平和へのメッセージを込めた歌を作って歌う傍ら、県内77市町村在住の方から戦争体験を聞き取る活動などもされているとのこと。県内外の学校を中心に数多の講演活動をされているだけあって、巧みな話術で子ども達にもわかりやすく戦争の恐ろしさ空しさを伝えて下さり、平和への想いを歌に乗せた1時間の講演はあっと言う間でした。私自身も、戦争の愚かさを改めて考える良い機会となりました。知ることは愚かな戦争を回避する最良の手段のひとつです。清水さんの活動を通じて、もっともっと多くの若者に想いが伝わって欲しいと思いました。


終戦の日に、改めて平和であることの幸せを感じたひと時でした。


 


8年2組担任