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才教ダイアリー

航海の果てに

投稿日:2018.01.09

凛とした眼差し。


堂々とした立ち居振る舞い。


自信に満ち溢れた彼らは、朝の光を浴び、清々しい表情を浮かべている。


 生徒会引継ぎで見せた9年生の姿は頼もしいものであった。


 


 一年前、新生徒会が発足した。心配や不安等々…。当時8年生であった彼らは、今とは対照的な表情で立っていた。その中でもひときわ表情がこわばっていたのは、Aくんをはじめとした生徒会本部役員の三人である。彼ら三人は才教学園という大きな船の舵取りを任され、心配や不安はもちろんのこと、今にも責任と重圧に潰されそうになっていたのである。


 


 新たなことを始めるとき、人は心配や不安を抱くものである。心配や不安に苛まれ、一歩を踏み出すことに躊躇するものである。しかし、そこで大切なのは「勇気」である。勇気をふり絞り、一歩踏み出せば、おのずと心配や不安が払拭される。そしてがむしゃらに、なりふり構わず取り組み続けることで、責任も果たすことができ、さらには重圧からも解放されるものである。


 


 生徒会本部役員であるAくん、Bくん、Cくんは、勇気をふり絞り、一歩を踏み出した。生徒会活動の統括や中学三年生を送る会、新入生歓迎会をはじめとした生徒会企画、さらには各種行事にと荒波へ挑んでいったのであった。


 決して順風満帆という航海ではなかった。時には嵐と遭遇し、そのたびに三人で手を取り合い、乗り越えてきた。乗り越えるたびに仲間との絆も深まった。それと同時に、


リーダーシップ、観察力、洞察力、判断力、行動力、


伝達力、表現力、誇り、自覚、正義感、責任感、


友、愛、思いやり、感謝等々…


 挙げたらきりがないが、一人ひとりが社会で生き抜くための様々なものを学び、体得することができた。人生における一年間はわずかな期間である。そのわずかな期間でも三人は大きく逞しく成長を遂げたのだ。


 


 多くのことを経験・体験し、完遂した者だけが味わえる充実感や達成感に満たされた良い表情をしている。学校の舵取りは8年生へと引き継がれた。一つ肩の荷が下りたことになるが、今度は中学校生活最大の試練、高校入試が待ち受けている。多くの荒波を乗り越えてきた彼らであれば、きっと乗り越えられるであろう。この学校で養ってきた全てのものを存分に発揮し、自らの力で夢を掴み取ることを切に願っている。


 


9年1組担任