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才教ダイアリー

和太鼓体験交流

投稿日:2018.01.26

 1月19日(金)に、9年生を対象に和太鼓の体験授業が行われました。


音楽科の中学校課程では、三年間に和楽器を経験する機会が設定されており、近年は、才教学園とのご縁も深い“寿台太鼓連”の皆様にお越しいただき体験授業をしていただいています。


寿台太鼓連は、10年ほど前から地域の公民館での活動をスタートし、和太鼓を通じた伝統文化の継承に力を注いでいます。現在は才教学園の内田校舎にて練習されているというつながりがあります。今回で3度目となる体験授業ですが、快くご協力いただき、「ご恩返しにやってまいりました。」というありがたいお言葉とともに、生徒たちに沢山の和太鼓を持参して魅力を伝えていただきました。


 


和太鼓の音はお母さんのお腹の中で聞く音に近いこと、昔の人々は戦いに挑む際、気持ちを奮い立たせるために太鼓を打ち鳴らしていたことなど、興味深いお話をしていただき、和太鼓が日本人の心に響く音楽であり、長い間受け継がれてきた理由を学びとることができました。その後、太鼓連の方々の演奏を聴かせていただくと、その音は体にずっしり響く大迫力で、すっかり和太鼓の世界に惹き込まれてしまいました。


テレビやインターネットの世界では味わえない、体や心に直接届く演奏は、とても貴重な体験となりました。


 


そして、太鼓を演奏する構え方や打ち方のコツ、口太鼓などを一人一人に伝授していただき、実際に太鼓を打ってみました。ところが、思っているのとやるのとでは大違い。生徒達は、なかなか良い音がならないと苦戦していました。


短い時間でありながら、実際に演奏している方々に教えていただいたため、授業の終わりには11張りの太鼓を使い、友達と息を合わせて一曲を演奏することができました。


 


生徒の感想は、「体で感じて伝わるものがある。」「心まで響いてきた。」「この伝統文化を受け継いでいくべきだと思う。」など、体験したからこそ感じることができるもので、魂を揺さぶる音楽=和太鼓をしっかりと伝えていただきました。


 


広い地区から生徒たちが集まる本校ですが、地域の活動とともに学ぶ機会がもてることはとてもありがたく有意義な時間でした。


 


9年 音楽担当