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才教ダイアリー2016

ツタンカーメンの仮面にも使われていた「ハンダづけ」に挑戦

投稿日:2017.02.07

 3学期、技術科では、中学2年生がパソコンの計測・プログラム作成単元の準備段階として、災害時に活用できるFMラジオの製作を行っています。この単元の主な実習のひとつがハンダ付けです。ハンダづけの起源は古く、紀元前3000年ころにはこの技術が使われていたとも言われています。


 


電気の回路は、「基板」とよばれる板にさまざまな電子部品を取り付けることによって作られます。この電子部品はただ接着するのではなく、電気が流れるように接着する必要があります。1ヶ所でも接着していないところがあると、電流は流れません。


ここに、この単元の醍醐味と厳しさがあります。グループで実習すると操作する人が限られるため、今回は一人ひとりが基板を使って実習に取り組みました。


 


授業を進めていて、私自身も驚きましたが、面白そうという意識から入れるため、生徒のだれもが興味をもって取り組んでいます。


「こて」の先に全神経を集中させて銅製の基板にハンダを流し込むのですが、その「こて」はとても高温になります。油断はできません。最初は慎重すぎてハンダが多くつきすぎる、いわゆる「イモハンダ」をたくさんの生徒がつくりました。でも、そのうちにきれいな山型をしたハンダ接合ができるようになりました。


回路計を使って電気が流れるかを検査し、成功すると思わず「ヤッター!」 


技術室にこの叫び声がたくさん聞こえてくる頃、作品の完成です。


失敗をしながらも、何回も修正して基板と電子部品を接着しようとする生徒。早く実習が終了した生徒が、隣の生徒の基板を支えながら実習を進める姿。ハンダ実習中の技術室は、静寂そのものです。


授業後、「となりの基板にハンダが流れないように気持ちを集中させた。」「ラジオから音が出たときは嬉しかった。」「スイッチを入れるときに、とてもドキドキした。」という声から、実体験を優先する技術科ならではの学びを実感しました。


この実感を子どもたちとしっかり育みながら、これからの授業をさらにダイナミックなものにしていきたいと考えています。


 


中学校技術科担当

自分たちが主役!自分たちでルールをつくる!

投稿日:2017.02.01

 4年生としての日々もあと2か月余りとなりました。最初は、できないことが多く、自分たちの中で起こったトラブルも先生に訴えて何とかしてもらおうという子どもたちでした。


  そこで、さいきょう祭が終わった頃から、クラスの問題は子どもたち自身で解決させようと、話し合いの活動を多く持つようにしてきました。


  学級長、副学級長を中心に、クラスの課題を話し合ったところ、挙がったのはこの3点です。


    あいさつ・返事   ②3分前行動・1分前着席   ③無言清掃


 


話し合いの結果は、次の通りです。


 「あいさつ・返事」を「はっきり言う」ことは当たり前ですが、クラス独自に「口を4cm開ける」ルールができました。この4cmをどうするのだろうと思っていたら、学級長と副学級長が画用紙で4cmの小さな物差しを作り、全員に配りました。そして、毎朝「才教の心得」を唱和する時には、その物差しを使って練習しました。自分の物差しを口に当て、一生懸命口を開けようと頑張るみんなの姿に、思わず頬がゆるみました。4cmというのは案外大きいので、子どもたちもかなり苦戦していました。今まで、そこまで意識して口を開けることはなかったので、これも学級長と副学級長のおかげです!(私も挑戦しましたが、終わった後は顎が疲れます。顔の運動にはもってこいかもしれません・・・。)


 また、誰かにあいさつする時には、遠すぎても近すぎても駄目なので、お互いの距離が約2mの時にあいさつしようというルールを作りました。そんなに厳密に決めなくても・・・と思うのですが、これが子どもたちの発想力なのだと思います。でも、「目安があると言いやすい。」という声もあり、より具体的な方が子どもたちも動きやすいのだと、改めて思いました。


 「3分前行動・1分前着席」の新ルールは、副学級長から「3分前です。」の声がかかったら、手を挙げて『了解!』のサインを送ります。次に学級長が「1分前です。」と言ったら、着席し、また手を挙げます。今までは、声を掛けても聞いていなかったり気づかなかったりすることも多かったのですが、それこそ伝言ゲームのように、声がけを聞いた人が次々に手を挙げていくので、さすがにみんな気づくことができ、最後には全員が手を挙げることになります。次々と手が挙がっていく様子は、まるでドミノのようで爽快です!


そして、第Ⅰ期(※)3学期の目標として、「無言清掃」に取り組むことになりました。ところが、2学期にはできていたはずの無言清掃がなかなか徹底しません。そこで、またまた話し合いです。本当は先生がやらせてしまった方が早いのかもしれません。しかし、子どもたちが自分たちで解決し、自分たちで学校を良くしていくのだという気持ちを育てることの方が、ずっとずっと大切です。そして、その力が育って来ている3組の子どもたちです。


先日の体育で、跳び箱が跳べなかった子が初めて飛べた時、みんな大喜びで、教室に来るなり口々に報告に来てくれました。音楽でも、最後に残ってしまった子を応援し、全員で演奏できるように声を掛け合ったようです。これらもみんなで話し合うことで、絆が強くなったからこそに違いありません。


まだできないこともありますが、『クラスの主役は自分たち!』をしっかりと意識し、3月までの間、子どもたちの力を信じて、素晴らしいゴールを目指したいと思います。


                                   


小学校4年3組担任


※第1期は小学校1年~4

人の心を慮る

投稿日:2017.01.31

 今年度もあと2か月を残すのみ。


小学1年生は、2年生への進級に向けて、日々成長しています。


 


先日、3学期の係決めをしました。


いままで係の仕事となっていた、『整列させる』『掃除の時にかけ声を出す』『職員室にプリントを取りに行く』といったことが、当番の仕事になりました。そのため、クラス内の仕事を一新することにしました。


 


まず、どんな係が必要かを自分たちで考えました。


『こくばんかかり』『せいとんかかり』『たいいくかかり』『くばりかかり』『きゅうしょくかかり』と、子どもたちから5つの係が挙がりました。


担任としては、各係に割り振れる人数のこともあり、「係の数を4つにしたいと思うけれど、どうすればいいですか?」と聞いてみました。すると、すぐに「5つのなかでどれかをくっつける」という意見が出ました。


みんなで話し合った結果、『こくばんかかり』『たいいく・せいとんかかり』『くばりかかり』『きゅうしょくかかり』の4つの係ができました。


 


数日後。


どの係をやりたいかを尋ねると、『くばりかかり』は定員3人に対し6人が集まる高倍率に。みんなのやりたい気持ちがとてもよくわかりました。決める方法はいくつかありますが、まずは「移動してもいいよという人はいますか?」と聞くと、2人の子がすぐに手を挙げました。


係決めの当日に欠席した子のために1枠残そうということにもなり、さて残り2枠…。なかなか決めきれない3人を見て、私が声を掛けようと思ったとき、ひとりの子が、泣きながら手を挙げ、他への移動を買って出てくれたのです。


涙が出るほどやりたい、頑張りたいと思っていた気持ちがありながら、最終的に譲ってくれたその子のやさしさに、私まで思わず涙しそうになりました。


 


「人の心を慮る」というのは、日々の生活の中で培われていくもの。友達との生活の中で、自分のことだけを考えた行動・発言をすることよりも、周りの人への気遣いができるようになったことが、何より嬉しいです。一歩ずつしっかりと成長している様子が見て取れた時間でした。


 


小学校1年3組担任

元気があれば何でもできる! ~恒例のスタート黒板も今回が最後?!~

投稿日:2017.01.27

“元気ですかぁ? 元気があれば、何でもできる!”


 


 これはアントニオ猪木氏の有名なフレーズです。彼が聴衆の中で話す際、この絶叫からスタートするのが「お約束」になっています。彼は、周囲に良い波も、そうでない波も巻き起こし、世間の評価も二分される方です。そのため、往々にして順風も逆風もありますが、波乱万丈の人生を「元気があれば何でもできる」でいつも自問自答し、乗り切ってきたそうです。


 


 私自身も、この「元気があれば、何でもできる!」は、実に的を射た人生訓であると心酔しています。


 ですから、私は受け持ったクラスで、各学期のスタート日の黒板にこのフレーズを書き込みます。つまり、5年生から担任を務めるこの6年2組では、通算6回目です。


 


子どもたちに、特に「学校に来るということの大切さ」を伝えたくて、このフレーズを引用しています。学校は、楽しいことばかりではありません。特に才教学園では「道場」と銘打っていますから、辛いこと、辛抱しなければいけないこともあります。三大行事が近づくと、プレッシャーも相当なものです。成績が伸びなかったり、友だち関係が順調にいかなかったりと、思うようにならないことも多いでしょう。そんなネガティブな考えに傾きそうなときほど、「元気があれば何でもできる」を思い出して欲しいと、声を掛けています。


嫌だ・辛いと思っていたことも、過ぎてしまえばそうでもなく、杞憂に終わることが多い。そして、学生という身分の中で起こる全ての喜怒哀楽は、社会に出るための経験値になること等々…。よって、「学校を休むことは、本当にもったいない。毎日元気に乗り切ろう!」ということが、私の真意です。


 


 この「元気が~」を書き続けている・言い続けている効果からか、6年2組は欠席がとても少ないのです。1年前、5年生の最後に子どもたちが1年を振り返ったときには、「私は『元気があれば、何でもできる』を言い聞かせたら、欠席が今までよりも減りました。」という女子児童や「朝、学校に行く前はなんとなく嫌だなぁと思うことがあっても、『元気があれば何でもできる』とつぶやいて学校に行ってみたら、すっかりそのことを忘れていました。」と振り返った男子児童がいました。


 


 来る新年度。このクラスのスタート黒板に「元気があれば何でもできる」と書くのは、これが最後になります。子どもたちが大人になり、何かを始めたり苦しいと感じたりしたときに、「ああ、担任の先生は、『元気があれば何でもできる』と言っていたなぁ…」と思い出してくれたら本望です。


 


小学校6年2組担任

5年 1学期

6年 2学期

6年 3学期

1年のまとめ

投稿日:2017.01.25


 



いよいよ1年の締めくくりを迎える3学期に突入しました。


この1、2学期を通して学んできたことを形にしてみようと、新たなことにも挑戦しています。


 


小学校3学年は、合唱の導入として部分合唱曲にいくつか取り組んできましたが、最後の課題として、本格的にソプラノ、アルトに分かれる2部合唱の曲に挑戦しています。


今までの1部分だけの合唱と違い、ほとんどがパートごとに音が分かれていて、なおかつ主旋律も交互に入れ替わる曲です。最初は別のパートの音につられて自分の音がとれなかったり、主旋律ではないパートで音がとりにくかったりと苦戦する姿がみられました。


「このような合唱を本当にできるようになるのかな?」と、不安げな表情の時もありましたが、あきらめずに何回も練習するにつれ、自信をもって自分のパートを歌えるようになっていきました。2つのパートがうまく重なると、今まで斉唱で同じメロディーをみんなで歌っている時には聴くことのできなかった新鮮な響きに、自然と子どもたちの感動する様子や驚きの表情が伺えました。


そして、自然と子どもたちの歌に向かう姿まで変わっていき、「もっとこうしてみたい」「この響きを大切にしたい」など、子どもたちの意思が歌声から強く伝わってくるようになりました。


初めて体感するハーモニーに感動したからこそ、子どもたち自身が表現したいという気持ちが芽生え、自分たちの歌をつくり上げていこうとする姿が生まれたのだと感じました。


 


ただ歌う、楽器で音をならす…というのは本当の意味での音楽とは言えません。自らがイメージをもち、それを音で表現していくこと。それこそが音楽であり、音楽の醍醐味です。


「この曲はまだ子ども達には少し難しいかな…。でも、さいきょう祭の厳しい練習に耐え抜いたこの子たちならきっとできるはず!」と挑んだ合唱曲で、子どもたちの成長を見ることができました。


 


どんなに難しいことでも、果敢に挑戦することの大切さを改めて実感します。そのためには絶え間ない努力と忍耐が必要です。


子どもたちの表現の追求ははじまったばかり。曲の完成にはまだまだ遠いみちのりですが、子どもたちがどのような歌に仕上げていくのか今から楽しみです。


 


小学校3学年音楽担当                 

子どもたちの想像力と探究心

投稿日:2017.01.20

1月18日(水)に理科で行った実験。「電気の通り道」という単元で、身の回りのものに電気は流れるのかということを実験する授業でした。缶やボールなど、「これは電気を通すだろう」と予想して持ち寄ったものを、乾電池と豆電球の回路の途中に組み込んで、豆電球が点灯するかどうかを調べます。この日は研究授業となっていて、様々な先生に見られているという緊張からか、最初は子どもたちからなかなか意見が出てきませんでした。


しかし、実験が始まると、いつもの2組の明るい感じが戻ってきました。


 


「切符は光らないぞ。」


「レゴブロックはプラスチックだから光らないよ。」


「クリップは、やはり光ったよ。」


「カーテンはいくらつないでも光らないな~。」


「あれー、アルミ缶は光らないぞ!」自分が持ってきたものを使って、楽しい実験が続きます。


 


 Sくんは、大きな夏ミカンを使いました。厚い皮の上から回路を繋いだ結果、豆電球は光りませんでした。


その子は「レモン電池」という存在を知っていたので、性質の似た夏ミカンでも、どうにかこうにか電球が光るはずだと思って、何度も実験を繰り返していました。


 


すると、近くの友達が「皮をむいてみたら?」とアドバイスをしました。


厚い皮をむき、そして、薄い皮に回路をつなげて、もう一度実験…。


でも、豆電球は光りませんでした。


しかし、Sくんはあきらめずに、さらに薄皮もむいて実験をしてみました。


 


自分の予想が正しいかを確かめるために、方法を少しずつ変えながらとことん追究する姿を見て、子どもたちの探究心や粘り強さを感じました。


また、普段思い通りにならないことがあるとあきらめがちな子が、集中して頑張っている姿を見て、胸が熱くなりました。


 


 


最後に。


実験が終わった後の夏ミカン…捨てるのも気が引けて、担任がおいしくいただきました。ごちそうさまでした。


小学校3年2組担任

「初めて」を経験

投稿日:2017.01.17

 3学期が始まり、中学2年生にとっては3年生になる準備をする最後の期間となりました。今年の春から3年生になるにあたり、2学期の後半から、生徒会選挙や縦割り清掃班の引き継ぎなど、数々のことをこなしてきました。そんな子どもたちの学校生活の中には、いくつもの「初めて」があったと感じます。


一つ目は幼稚園実習。幼稚園を訪問するということは初の試みでした。先例がないということで、子どもたちは緊張していたようですが、園児とすぐに打ち解け、楽しそうに遊ぶ姿が見られました。実習先の先生方からも、「子どもへの接し方が上手だ」という評価をいただくことができ、来年の後輩の実習につなげることができました。


二つ目は生徒会の引き継ぎ。来年度から委員会の数が増え、小学校56年生も参加するようになります。また、2年生全員が委員長・副委員長・書記のいずれかの役職に就くことになります。初めての委員会への所属、初めての56年生の参加、初めて全員が役職を担う。子どもたちにとって「初めて」づくしの生徒会活動が始まります。


今まで経験した人が誰もいない、ということは不安なものです。しかし、これも見方を変えれば「自分の手で新たなものを築き上げることができる」というチャンス。私も高校受験をするとき、「この成績で合格した人はいない。」と言われ、志望校の変更を促されましたが、「ならば私が初めての合格者になろう。」と考えました。


どんなことも、捉え方次第でプラスにもマイナスにも変わっていきます。子どもたちには、ぜひ前向きに考え、今後を過ごしてほしいと思います。


 


中学校2B組担任

プレゼンテーションコンテストに向けて

投稿日:2017.01.13

 2017年、酉年を迎え、3学期がスタートしました。


5年生としての生活も、残りわずかです。


クラスのある男の子から届いた年賀状には、「3学期は、プレゼンをがんばります!」という意気込みが書かれていました。


 


3学期は、スキー教室や百人一首大会など、子どもたちにとって楽しみな行事が目白押しですが、2月には才教学園の3大行事の最後を飾る「プレゼンテーションコンテスト」が控えています。


これは、「将来、社会で不可欠なプレゼンテーション力を小中学校の年代から身につけよう、より洗練させよう」と行っている、本校ならではの行事です。本来テーマは自由ですが、5年生は、総合的な学習の時間で一年間取り組んできた「学校をよりよくする活動」について発表します。


 


子どもたちは、1学期から「学校をより良くする」ためには何が必要かについて一人ひとり考え、「挨拶」、「友だち関係」、「体力向上」など、同じテーマを選んだ子ども同士でグループをつくり、課題解決に向けて活動してきました。


5年生は、小学校の最高学年でもなければ、生徒会にも所属していない身です。そんな子どもたちが、今の自分たちに何ができるのかを考え、現状をより良くするために、生徒会や他の学年がまだしていない活動を見つけて提案したり、まずは5年生の中だけで活動をして意義を確かめてみたりしました。ところが、これが思った以上に難しく、どうすればよいのかとグループみんなで頭を悩ませることもありました。しかし、悩んだ分だけ自分たちだけで考える力もつき、2学期の終わりにはこちらも驚くような豊かなアイディアを提案する姿が見られるまでになりました。


そのため、今学期はこれまでの活動を踏まえた上で、グループごと2回目の活動に取り組み、その内容をプレゼンテーションコンテストに向けて、一人ひとりがまとめていく予定です。自分たちが行ってきた活動の意義について、じっくりと考察を加えた上で、自信を持って臨んでもらいたいと思います。


 


一年間の集大成である3学期、子どもたちはどんな日々を積み重ねていくのか。


学年目標に「一人ひとり自分に何ができるか考え行動する」と掲げた5年生が、プレゼンテーションコンテストを経て、どんな成長を遂げるのか。


準備に奮闘する毎日ですが、本番が今からとても楽しみです。


 


小学校5年2組担任

みんなで、できた!

投稿日:2017.01.11


 Everyday Englishの時間。


 まず初めに、その日の日付と曜日、天気を一人ひとりが英語で言います。どれを答えるかは、そのとき次第。当然、先生がどの質問をするかによって、子どもたちの答えは変わります。


 一人目、二人目、三人目…正しく答えていきます。


 


 A君の番が回ってきました。しかし、日付と曜日の質問の違いが分からず、なかなか正しく答えることができなかったA君。皆も、「できるよ。がんばれ。」と、祈るようにA君を見つめます。


 もう一度、先生が質問して、A君が答える。


 次は、正しく答えることができました。皆の「オー」という、感嘆の声。


 実は、A君は家で練習をしてきていたのです。休み時間には、友達から質問をしてもらったり、担任のところにも来たりして、練習を重ねていました。


もちろん、授業でどの質問が出るかはわかりません。


「先生がこう聞いたときには、日付を答える。」


「こう質問されたら、曜日を答える。」


 それを、自分自身に言い聞かせるようにしながら、何度も答え方を唱えるA君。でも、これは誰かに言われたから練習していたというわけではなく、自分から「できるようになりたい。」という気持ちを持って取り組んできたのです。


 


 最後の子が質問に正しく答えられたとき、子ども達から歓声が上がりました。


「先生、みんなが答えられました。」


「ヤッター!みんなで、できたね。」


A君もすごかったです。」


A君は、休み時間も練習していました。」


 皆でできたことを喜び合える子ども達。そして、友達の頑張りを称えられる子ども達です。


 


 発表の場面では、全員が挙手することもしばしば。


 やる気いっぱいで、皆でできたことを喜び合える姿に感心させられます。 


 


小学校22組担任


 



 

よいお年を!

投稿日:2016.12.20

 今日は2学期の終業式。


2学期はさいきょう祭を始め、部活動の新人戦、生徒会選挙など一年間で最も多くの行事がありました。特に中学1年生にとっては初めてのことばかりで、体力的にも大変だったと思います。


その中でも、さいきょう祭の「身体表現(ダンス)」は本当に感動しました。もともとの楽曲はあったものの、自分達で一から創って踊ったり、楽曲のリズムに合わせて身体で表現したりすることに何度も苦戦を強いられました。


しかし、さいきょう祭当日の舞台からの眺めはどのようなものだったでしょうか。きっと中学1年生にとって、演目終了後のあの盛大な拍手は忘れることができないでしょう。


今学期は、人を支え助け合えたこと、自分の殻を破れたこと、失敗して怒られたことなど、沢山の経験を積んで成長することができました。いよいよ明日から冬休みと冬期講習が始まります。クリスマスやお正月など大人も子どもも楽しめるイベントがあり、家族でゆっくり過ごすこともできるでしょう。3学期に良いスタートを切るためにも、自分がやるべきことをきちんとやり、生活のリズムを崩すことなく充実した冬休みを過ごしてほしいです。


みなさん、よいお年をお過ごし下さい!


 


中学校1年B組担任