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才教ダイアリー

見て、聞いて、体験することから学ぶ!!  3年生の社会科学習

投稿日:2014.09.30

小学校では、3年生で初めて「社会科」の学習がスタートします。
始めは学校の周りから始まって、自分たちの住んでいる市町村についてと、だんだん範囲が広がっていきます。今まで何も気にせずに暮らしていた自分の周りの社会について学ぶうちに、子どもたちはいろいろなことに気づいていきます。
才教学園の3年生は、1学期には松本城、市立博物館、そして松本南郵便局へ見学に行きました。

そして2学期になり、「スーパーマーケット」について学習をしてきました。
最初に自分の家での買い物について調べる、「買い物日記」をつけてみました。
どこでどんなものを買っているのか、いつ買い物に行っているのかなど、子どもたちは興味津々です。
「僕の家は、土日にたくさん買い物をしているよ。」「食べるものを買っていることが多い。」
など、いろいろなことを発見します。
(中には、「私たちが学校へ行っている間に、大人用のお菓子を買っている。」と気づく子も・・・)
そして、一番買い物に行くのが、スーパーマーケットだと気づきます。

では、スーパーマーケットには、どんな不思議や秘密があるのでしょう。
「店の裏側はどうなっているのだろう?」「どうして肉や魚の売り場は壁際にあるの?」など自分なりの疑問と考えを持って、さあ、見学に出発です。
9月22日にお隣にあるスーパー「バロー」へ見学に行きました。
普段は見ることのできないバックヤードと呼ばれる店の裏側には、秘密がいっぱいです。
大きな魚をさばいてパック詰めをしているところや、肉の塊を機械に入れると薄切り肉になって出てくるのを見て、びっくり!
お惣菜のコロッケやフライを揚げている所や、一つひとつ手作業でお寿司を並べている店員さんの様子を見て、大変だなあ・・と気づく姿もありました。
(ちなみに、お惣菜はお母さんが夕飯を作るのが大変なので、夕方が一番売れるということも教えていただきました。・・・納得です。)
他にも、レジの押し方やつり銭の機械、品物の並べ方の工夫や旬の物を一番前に置くことなど、たくさんのことを教えていただきました。子どもの「一番うれしいことは何ですか?」という質問には、「自分がおいしい、これは良いと思ったものを、お客さんが買ってくれて喜んでもらうこと。」と答えてくださり、店で働く人たちの想いも知ることができました。
今、子どもたちは見学したことを貼り付け新聞にまとめて、みんなにスーパーの秘密を教えようと頑張っています。

この後は、11月に、松本市にある「石井味噌」へ見学に行き、実際に味噌作りの体験もする予定です。
教室での教科書の学習だけでは得られない、見て、聞いて、体験することでこそ気づき、考え、学ぶことがたくさんあります。そしてそこに働いている方の喜びや苦労に触れることで、自分たちの生活を支えてくれている人々への感謝の気持ちも育ちます。
このような体験を通して、社会の仕組みや人々の暮らしに大切なことを知り、そして大人になった時に、社会のために役立つ人になりたいという志につなげていきたいと思っています。
 
 
小学3年2組 勝野 恵