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才教ダイアリー

「イイトコメガネでみつけよう!」

投稿日:2014.09.01

 1学期の道徳で、「イイトコメガネで、自分や友だちの良いところをみつけよう。」という学習を行いました。おなじみACジャパンのCM「イイトコメガネ」を導入しての学習です。


 


 CMの画面を見て、歌を歌ったり踊ったり、ポーズをとってみたりしながら、1年生らしくとても素直に、みんなで楽しく学習を進めることができました。自分の良いところ、友だちの良いところが、「イイトコメガネ」をかけると、思いもよらぬほど次々に見つけられるのでした。


 この日から、帰りの会での発言もより活発になりました。一日を振り返り、自分が頑張れたことばかりではなく、友だちが頑張った姿を思い起こしては、一生懸命発表しています。メガネのポーズをとっては思い出す、そんな様子が微笑ましい限りです。お互いに「すごいね!」「頑張ったね!」と声を掛け合う、認め合うことができることを、担任として本当に嬉しく感じています。


 ところが、それで終わりではなく、更に感心させられる様子が見られるようになったのです。「○○さんが頑張ったから、わたしも頑張ろう。」「ぼくも、○○くんのようにできるようになりたいな。」と、友だちの素晴らしいところを、自分の目標として据えることができるようになったのです。もちろん、目標を持つだけでなく、実行され行動にも表れています。


 たびたび、宿題ではなく、自主的に学習したノートが提出されることがあります。すると、「こういう風に勉強すればいいんだ。わたしも、勉強したい!」と、提出されるノートの数が日に日に増えていったことがあります。図工の作品の出来栄えを見合っては、もっといい作品にしたいと、切磋琢磨して集中して取り組むこともしばしばです。


 泣いたり、困っていたりする友だちがいると、「頑張れ!頑張れ!」と自然と声がかかり、必ず誰かが手を差し伸べています。あるいは、「○○くんは、たくさん本を読んでいて、いろいろなことを知っている。ぼくももっと本を読もう。」と本を手にしたり。


 お互いの良いところを認め合うことから、学習や行動の目標を見出して実行したり、人を大切にして思いやることができるようになったり、そんな素晴らしい連鎖が生まれるのだということを実感しました。


 これからも、この学校の環境や周りの友だちとの関わりから、みんなの志が大きく育っていくことを願い、見守り、応援しています。


 


 小学1年2組 南 静江