投稿日:2014.12.02
11月19日(水)、小学6年生による中学校の授業見学会が行なわれました。
中学3年生の公開授業は社会と英語。
同じ校舎で学んでいるとは言え、小学生が中学生の教室に立ち入ることは年間を通しても殆どありません。中学生も小学生の視線を感じながら授業を受けるのは新鮮なことでした。どの児童も真剣にメモを取りつつ、10分交代で小学生の各グループが授業を見学して行きました。
見学会の翌日、3年C組の生徒に聞いてみると、
「小学6年生は、中学生の授業を見てどう思ったと思う?」
生徒A「普通...?」
生徒B「つまらなかったと思います。だって、あるグループなんて私たちがワークシートに取り組んでいて、じっと考えていただけの様子しか見ていないですから。」
実はこの時、中学校の担任のもとに、6年生の感想文が回覧されてきていました。
「そうかな。じゃぁ、いくつか読んでみるね。」
そう言って、パラパラと感想文をめくって読み上げると、
『中学生の授業は、集中力がすごかったです。』
『中学3年生の教室は、受験生ということもあって、すごく静かで緊張しました。』
『わからないことがあればすぐに先生に質問していて、私も見習いたいと思いました。』
『社会の授業では次々に手が挙がって、どんどん授業が進んで行きました。』
『先生が英語で質問して、そのまま授業が進んで行きました。やっているプリントを見たら、全部英語で書かれていました。』
『どの授業もスピードが速いので、ついていけるか心配になりました。』
こう読んでも、中学3年生の反応は冷静でした。
「先生、お世辞ですよ!」
ついこの前まで中学に入学したてのあどけなかった彼らも、気が付けば卒業間近です。
本人たちも気づかぬ間に、随分と成長したものだと感じる一場面でした。
3年C組 担任 久納 朋子