投稿日:2015.06.30
6月12日(金)に茶道の授業がありました。日本の伝統文化を学ぶ一貫として行われたもので、茶道裏千家の淡交会で教えていらっしゃる中澤佳子先生をお招きしました。
事前の学習では、初めて体験する子どもから「テレビで見たことがある。」「抹茶って苦いのかな。」という話が聞かれ、子ども達はどんな授業になるのかとても楽しみにしていました。
そして実際の授業になりました。子ども達は初めて入る作法室にワクワクしながらも、静かに畳を歩き、中澤先生の授業が始まりました。
授業の中では座り方や、お茶菓子とお茶のいただき方、茶碗や床の間の鑑賞の仕方など、やさしく、丁寧に教えていただきました。
点てていただいたお茶をいただき、子ども達も「おいしい。」「いい香り。」と思っていたよりも、ずっとおいしいと感激していました。
正座に慣れない子どももいましたが、授業の間は自然と姿勢が伸び、終始気持ちのよい緊張感に包まれていました。
その後、教室に帰ってきて振り返りを行いました。隣の人に気配りをし、お茶菓子を先にいただくこと、お茶を点ててくださった方へ感謝を伝えること、使われている道具を大切にすることなど、教えていただいたことはどれも日頃の生活で大切にしたいことの多くがぎっしりつめ込まれているということを子ども達も気付きました。
そして、「中澤先生の姿勢がすごくよかった。」という意見では、多くの子ども達から「あ~、確かに!」という納得の声がありました。「茶道の先生になるくらいだから、いつも姿勢がきれいなんだ。」という子どももいました。それから子ども達の授業を受ける姿勢にも少し変化があったように思います。
日本の伝統文化には、日頃の生活をより良く、礼儀正しく送るエッセンスがつめ込まれていることを実感する時間となりました。
3年2組
担任