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才教ダイアリー

『小学校のリーダーとして』

投稿日:2015.08.24

  才教学園小学校ではCAPと呼ばれる活動を毎年行っています。CAP活動とは、小学校1年生から6年生までが縦割りグループを作り、世のため人のために役に立つ活動を自ら考え、実行していく活動のことです。6年生はその中核、いわゆるリーダーとなって活動に取り組んでいます。他の学校では、委員会活動や児童会活動といった、高学年中心で構成された組織がありますが、才教学園では組織の枠や年齢にとらわれず、全校児童一丸となって学校及び地域をより良くするために考えながら活動に取り組んでいます。


現在、CAP活動には二つの目的があります。


1.1年生から6年生までが縦割り班で活動することを通して、異年齢集団の交流を深め、全ての児童が学校の一員としての自覚を持ち、進んで働こうとする心を育てる。


2.学校をより良くするために自分たちのできることを考えて実行することを通して、人のために働く喜びを知り、世のため人のために尽くす高い志を育てる。


この2つの目的の下、CAPリーダー、副リーダーを筆頭に、6年生は1学期初頭の立ち上げ期からCAPに高い意欲を持ちながら生活を送ってきました。


1学期の終わりに、いよいよCAP活動が本格的に始動しました。7月1日にCAP縦割り班の顔合わせ会が行われ、そして7月4日には縦割り班の交流を深めるために、小学校3年生~6年生が英語の森と呼ばれる学習プログラムに参加しました。英語の森ではアクティビティを盛り込んだ英語学習に、参加児童は積極的に、そして笑顔で活動をしていました。


 これらの活動の中、私は6年生の姿に大変驚かされることとなりました。それは班のメンバーを引っ張る高い統率力、下学年を助けることができる思いやりの心、活動に対し率先して取り組む積極性など、6年生の高い「リーダー力」でした。


 4月の6学年スタート当初は、自分たちの事で精一杯な場面が多くみられ、まだまだ小学校のリーダーとしては力足らずでした。しかし、5月の体育祭での小学校の先頭に立って競技や応援にいそしんだ経験や、6月の東北三県で様々なことを学んだ研修旅行、そして今回のCAP活動を経て、一学期の終わりには一回りも二回りも大きく成長していました。


 さて、一学期終盤に本格始動したCAP活動ですが、2学期からは幹部会議や代表者会議、そして活動計画も全て子ども達主体で行われることとなります。CAP活動に参加する児童全員に期待することは勿論ですが、そのリーダーとなる6年生により一層の期待をしていきたいです。


小学校6年3組担任