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才教ダイアリー

日々の積み重ねこそ、大切!

投稿日:2016.01.13

     4年生としての一年間も、あと3学期を残すだけとなりました。ここまでに4年生は大きな行事も経験し、その度に成長してきた子どもたちです。行事で子どもは育つと言う通り、大きく逞しく成長しています。


  そこで、日々の生活に目を向けてみると、毎日の積み重ねが、どれほど子どもたちを育てているかということに驚かされます。


 


  国語の学習では、指導要領が改定になってから、書かせる単元が非常に増えています。4年生も2学期に「リーフレットを作ろう」や「感想文を書こう」などがありました。書くことが苦手な子どもにとっては、大変なことです。時間数も8時間と時間をかけて行う単元でした。ところが、いざ始めてみると子どもたちは黙々と書き進め、ほとんどの子が1時間、遅い子でも2時間で完成させてしまいました。説明などを入れても、3,4時間で終了したのです。その上、内容もしっかりしていて、とても良く書けていました。リーフレットに至っては、表紙の絵を描いて、色も丁寧に塗るほどの余裕がありました。才教学園には、表現という時間があり、おもに作文指導を行っています。また、授業でも他の課題でも、文章を書く活動が多く行われています。その一つひとつの活動での積み重ねが、子どもたちの現在の力を作り上げたのだと思います。


 


  算数では、全校の先生方に来ていただく授業研究会が行われました。算数の授業では、特にAクラスで、答えを出すだけでなく、式を考えたり違うやり方をあみ出したりと、自分で考える力を育てる授業をしてきました。授業研究会の時、子どもたちは、多くの先生方や指導主事の先生に囲まれながらも、いつも通りに授業を受けることができました。緊張するはずの状況で、普段と同じように、考えて意見を言ったり、わからないと質問したりと、意欲的に取り組んでいたのです。つまり、子どもたちにとっては、いつもと違う状況でも、算数の学習に集中し、自分の考えを追及するという姿勢が身についていたということです。これも、急にできるようになったのではなく、4月からの毎日の授業で培われた力なのです。


  また、全国模試の結果を見ても、4年生は、特に国語の偏差値が高く、しっかりと力がついてきています。それは、特別な勉強をしたわけでも、模試対策をしたわけでもありません。毎日のノートをきちんと取り、宿題の漢字練習やワークを丁寧にやっていたことの成果です。丁寧にやることが当たり前になっている子どもたちがほとんどなのです。これこそ、日々の積み重ねが、いかに大切かを物語っていると思います。


 


  いろいろな場面で、成長する子どもたち。でも、その力を定着させるには、やはり毎日の努力の積み重ねがあって、初めて本物の力となり身につくのです。


  3学期も大きな行事があり、きっとその度に子どもたちはたくさんのことを学ぶでしょう。でも、何よりも毎日の学習や行動を大切にしながらそれらを積み重ね、次の学年につなげるようにしっかりと見守り指導していきたいと思います。


 


                                                      小学校4年3組 担任