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才教ダイアリー

自分ができることをやろう!

投稿日:2016.02.01

ある日の、教室で。


A君が液体のりの容器を新しいものに替えようと、中蓋を開けた時、持ち方のバランスが悪くて、中身ののりがこぼれてしまいました。


「あああ。どうしよう。」と声を上げるA君。机の上には、のりが広がってしまいました。担任が拭く物を持ちに行き、戻ってみると、もう、机の上には、のりがありませんでした。


「先生、今、ティッシュで拭きました。」


まるで、当たり前のように話す近くの席の子ども達。A君ののりがこぼれてしまったことに気づいて、すぐに自分の持っているティッシュを使って、机の上を拭いたのでした。


 


掃除の時間。濡れ拭き雑巾と乾拭き雑巾の子がペアになって雑巾がけをすることになっていますが、その日は、乾拭き雑巾の分担の子が一人欠席していまい、一つのペアは、濡れ拭き雑巾のみになっていました。すると、B君が、自分のペアとは、すでに雑巾がけが終わっているのに、まだ、乾拭きをしています。


「B君、どうしたかな。」担任が聞くと、


「今日は、C君がいないので、その分の乾拭きもやりました。」と、B君は、当然のように答えました。


 


給食の片づけ。一人ひとりの片づけの後、クラス皆が使った食器や汁の入っていた容器などを、廊下の片づけ場所まで持っていきます。「ごちそうさま」が終わると、子ども達は、一斉に動き始めます。まず、自分の使った物を片づけた後、今度は、皆の食器をコンテナの中で整えたり、余った食べ物は汁缶の中へ入れたり。


「お椀は、2段に重ねた方がいいよ。そうしないと、蓋が閉じられなくなっちゃう。」「そうだね。」そんな声が聞かれます。食器の中に食べ物が少し残っていると、


「○○君、これ、もう少しきれいにして。」「わかった。」


ご飯容器の中身やお玉の片づけ。さらには、まだ片づけの始まっていない子の分の食器集めまで。決められた分担があるわけではありせんが、皆ですばやく片づけが終われるように、それぞれがその時、自分のできることを考えて動いています。あっという間に、給食台の上がきれいになって、皆で休み時間に入りました。


 


指示をされなくても、自分達で動く姿が日々たくさん見られます。そして、当たり前のようにフォローし合う姿。頼もしい子ども達です。


 


小学2年2組 担任