投稿日:2016.06.09
入学式を終え、2か月が経ちました。
1年生も学校生活に慣れてきて、楽しく毎日を過ごしています。
そんな中、大きな行事がありました。それは体育祭です。
1年生にとって初めての体育祭であったため、「楽しみだね。」「どんなことをするのかな。」と盛り上がっていました。
赤組白組に別れ、競技や応援の練習がスタートした5月。
練習とはいえ、勝った組は喜び、負けた組は悔しがる姿をよく見ました。
感情を出して喜んだり、悔しがったりするのは、見ているこちらも、気持ちが熱くなるものですね。
しかしある時、こんなことがありました。
それは負けた方が言い訳をすることです。子どもらしいと言えば子どもらしいのですが...。
「全力で」という言葉。これは生徒会の5月目標になっていました。
そこで、「全力で勝負して負けたら、相手が強かったという気持ちと、次は負けないという気持ちしか残らない。」という話をし、「本当に全力でできているか」を子ども達に考えさせました。
すると、その後の練習では、言い訳をする子はほとんどいなくなりました。
本番が近くなると長時間の練習もありましたが、誰一人弱音を吐くことなく、自分の組が勝てるように精一杯練習していました。
そして迎えた本番当日。
どちらの組も全力で勝ちにこだわる姿が見られました。
立ったまま他の学年を応援したり、自分の競技の準備をしたりと、休まず頑張っていました。
自分が出場する競技で負けてしまい、悔し泣きをする子もいました。
全ての競技が終わり、総合優勝は赤組という結果でした。
閉会式の後、解散をするために学年ごとに集まりました。
その時の子ども達はというと、勝った赤組も負けた白組もとてもいい顔をしていて、全員が全力を出し尽くしたことが伝わってきました。
全力でやるからこそ、得られる感動があります。
体育祭だけではなく、これからの生活でこの気持ちを大切にし、何事にも全力で挑戦してほしいと思っています。
小学校1年1組担任