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才教ダイアリー

指導のタイミング

投稿日:2016.06.28

 小学5年生は6月1617日の二日間、薮原にあるこだまの森にキャンプに行ってきました。主な目標は「自分たちで作り上げる」を常に意識することでした。


 1日目は天候には恵まれず、野外炊事、キャンプファイヤーは小雨が降る中で行いました。雨の中の野外炊事は荷物置き場や、動線の確保、火が付きにくいなど、子どもたちには大変なプログラムとなりました。そんな中ではありましたが、文句を言うどころか、その状況を楽しんでいるように取り組み、すべての班が課題であるカレーを作りきることができました。ジャガイモや、ニンジンが硬かったりする班も多くありましたが、それすらも楽しんでいる笑顔がありました。


 


 すべての班の子どもたちが作り終わり、食べている最中に、一人の男の子(A君)が、大きな袋を持って動き始めました。


 A君はどちらかというと、5年生としてはちょっとやんちゃな部類に入る男の子です。


 


 そのA君が動き出したので、みんなが食べている間は座っているようにと注意しようとしたところ、A君はみんなの使い終わった食器などを袋に集め始めたのです。A君は美化係。その係の仕事を、先に食べ終わった自分が進んでとりかかることのできた瞬間でした。


(私もあそこで注意をしなくてよかったと、「ほっ」としました...。)


 


 今回のキャンプの目標をしっかり意識して取り組んでいたからこそ、見られた光景でした。また、わたし自身も、ちょっと「間」を持つことの大切さを知ることができたキャンプとなりました。 


 


小学校5年1組担任