投稿日:2017.01.20
1月18日(水)に理科で行った実験。「電気の通り道」という単元で、身の回りのものに電気は流れるのかということを実験する授業でした。缶やボールなど、「これは電気を通すだろう」と予想して持ち寄ったものを、乾電池と豆電球の回路の途中に組み込んで、豆電球が点灯するかどうかを調べます。この日は研究授業となっていて、様々な先生に見られているという緊張からか、最初は子どもたちからなかなか意見が出てきませんでした。
しかし、実験が始まると、いつもの2組の明るい感じが戻ってきました。
「切符は光らないぞ。」
「レゴブロックはプラスチックだから光らないよ。」
「クリップは、やはり光ったよ。」
「カーテンはいくらつないでも光らないな~。」
「あれー、アルミ缶は光らないぞ!」自分が持ってきたものを使って、楽しい実験が続きます。
Sくんは、大きな夏ミカンを使いました。厚い皮の上から回路を繋いだ結果、豆電球は光りませんでした。
その子は「レモン電池」という存在を知っていたので、性質の似た夏ミカンでも、どうにかこうにか電球が光るはずだと思って、何度も実験を繰り返していました。
すると、近くの友達が「皮をむいてみたら?」とアドバイスをしました。
厚い皮をむき、そして、薄い皮に回路をつなげて、もう一度実験…。
でも、豆電球は光りませんでした。
しかし、Sくんはあきらめずに、さらに薄皮もむいて実験をしてみました。
自分の予想が正しいかを確かめるために、方法を少しずつ変えながらとことん追究する姿を見て、子どもたちの探究心や粘り強さを感じました。
また、普段思い通りにならないことがあるとあきらめがちな子が、集中して頑張っている姿を見て、胸が熱くなりました。
最後に。
実験が終わった後の夏ミカン…捨てるのも気が引けて、担任がおいしくいただきました。ごちそうさまでした。
小学校3年2組担任