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才教ダイアリー

自分たちの力で学校を変える

投稿日:2017.02.14

 小学校5年生は「総合的な学習の時間」で、学校を良くする活動を行ってきました。2月8日はその集大成として、その活動報告の発表をプレゼンテーションコンテスト予選会として行いました。


この活動は、1学期から行ってきました。子どもたちが現在の学校を見つめ直し、「もっとこうなれば、いい学校になると思う。」というポイントを考え、グループを組むところから始めました。


まずは正しい実態を捉えるため、調査や観察を行い、それぞれの課題に沿った活動計画を立てました。


例えば、スクールバスの乗車マナーをさらに良くする必要があると考えたグループは、運転手さんにバス内の様子をお聞きして、「もっと静かにしよう。」ということを呼びかけるポスターを作りました。他のグループは、児童生徒がもっと体力を向上させる必要があると考え、放課後にグラウンドでの遊びを企画したり、空気イスのクラス対抗戦を企画したりしました。


各グループで一度活動を実施した後は、その反省を踏まえ、2回目の活動を終えました。どの活動も、規模こそ小さいですが、5年生の子どもたちが時間をかけて練ってきたものなので、いろいろな工夫が見られました。


 


プレゼンテーションコンテストの予選では、活動の報告とそれを通して学んだことをまとめとして発表しました。


発表の中で、子どもたちは「人を変えるということは本当に難しいと思った。」「小さな活動を長い期間行う方は効果があった。」「楽しいこと、興味のあることにすれば自然とみんながやる気になってくれる。」「リーダーとして指示するときに怒ってしまった。やさしく穏やかに伝えた方がよかった。」などの感想を伝えていました。どれも今後に活きる経験です。


5年生は本校における第Ⅱ期のスタートの学年にあたり、委員会をはじめとする中学校の組織に仲間入りする学年です。これまでと異なり、クラス・学年を超えて、学校全体のことを視野に入れた学校生活を送っていくことが大切です。


今回の活動を通して、子どもたちは、自分たちの力やアイデアで周囲がより良いものに変わる可能性を感じることができました。そうした感覚は、中学校での委員会活動はもちろん、その先の実社会でも必ず活かされていくものだと思います。


今回のプレゼンテーションコンテスト予選会で、各クラスから代表が選ばれました。代表者は、本選の場で他学年の児童生徒や来賓の方々に、初めて5年生の活動を紹介します。自信をもって、堂々と発表してくれることを期待します。


 


小学校5年3組担任