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才教ダイアリー

6年生としてあるべき姿~当たり前の大切さ~

投稿日:2017.02.21

 教室の片隅には、『6年3組の「当たり前」』として以下の三カ条が掲載されています。


 1.人や物にやさしく、正しい接し方を。


 2.「ちゃんと」を意識して行動。


 3.やるべきことは全員で協力。全力で取り組む。


 


これは、私が4月当初の学級開きで3組の児童全員と共有した、いわば「3組ルール」です。私は常々、子ども達に「当たり前の事は当たり前にこなそう」と話をしてきました。その指針となるものが、この三カ条です。6年3組を受け持って約11か月が経過し、ルールが浸透したように感じます。


 


「当たり前にこなさなければならないこと」と言われたとき、頭には様々な「当たり前」が思い浮かびます。色々な当たり前が存在する中で、私が重視してきたのは「あいさつ」と「返事」の徹底です。気持ちのいい挨拶や返事は、その人の人間性を評価する大きな判断材料です。もちろん、他の「当たり前」も重要ですが、挨拶ができる、返事ができるというのはそれだけで大きなバロメータになり得ます。


 


そんな「当たり前」の行動が、先日ある場面で顕著になりました。


それは、プレゼンテーションコンテスト予選会として授業参観を行った時のことです。予選会場はいつもの6年3組の教室ではなく、校舎3階にある教室を使うことになったのですが、保護者にとっては、やや分かりづらい場所になります。そこで、クラス内で3つの班に分かれ、要所で案内をすることにしました。


そこで響いてきた、元気のいい言葉。


 


「こんにちは!会場はこちらです!」


「こんにちは!本日はありがとうございます!」


「こんにちは!保護者のみなさんのお席はこちらです!」


 


参観後のアンケートでは、「子ども達が元気のいい挨拶をしてくれ嬉しかった。」というお言葉をたくさんいただきました。


当たり前の事をこなせば、周囲の人は必ず正当な評価をしてくれる。


このことを実感した場面でした。


 


 6年生としての生活が残り1か月となった今、改めて考える「あるべき姿」とは、やはり「当たり前の事を当たり前にこなすことができる」ことだと私は考えています。


「当たり前」の事をこなし、3組から学校全体にそういう雰囲気が伝播していけばいいなと切に願います。


小学校63組担任