投稿日:2017.03.07
本校の特色の一つと言ってよいと思いますが、表現活動を大切にしていることが挙げられます。さいきょう祭やプレゼンテーションコンテストなどの大きな行事のたびに、子どもたちの魅力を感じます。
舞台での表現――音楽にしろ、演劇にしろ、身体表現にしろ、伝えたい何かをいかに伝えるかを考え工夫することは、自分を客観的に見ることから始まります。それが他者の思いや考えを汲むことにつながり、人と関わっていく能力、すなわちコミュニケーション能力の向上につながっていきます。
ともすれば、生身の人間よりもパソコンやスマホなどと向き合う時間の方が長くなってしまうような昨今の環境を考えると、学校でのこうした表現活動の場は大変貴重な時間だと、私は考えます。
そこには上手、下手は関係ありません。どれほどの熱意を持って伝えたいことを表現するのか、まずそれが第一です。
卒業式・修了式を迎えた今、学校中に美しい歌声があふれています。仲間への感謝、お世話になった先輩を送る気持ち、後輩へのエール、別れのセレモニーの歌…。想いを素直に、様々なかたちで表現している子どもたちの姿を見るのはとても楽しく、胸が熱くなる毎日です。
音楽科担当