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才教ダイアリー

たてわり交流会〜第I期のリーダーとして〜

投稿日:2017.07.21

 本年度から才教学園は4-4-1の三期制となりました。4年生は第I期のリーダーです。それは、昨年度まで6年生が先頭に立って行っていたCAP活動()のリーダーを、4年生が務めるということです。4月の初め、そのことを伝えると、子どもたちからは「えー!」という声が上がりました。自分たちが「リーダーである」ということへの期待、不安、色々な感情が混じった叫びだったのではないかと思います。


そうしてスタートした第I期のリーダーとしての生活。自分たちの行動がリーダーとしてふさわしいか、あいさつの声や掃除の仕方、廊下での過ごし方など、様々な場面で自らの姿を意識してきました。私はこのたてわり交流会を通じて、4年生の成長を改めて感じています。


 


その「第I期のリーダー」として活躍する機会の一つが、たてわり交流会です。


624日に、今年度2回目の交流会がありました。16の班に分かれ、1回目は自己紹介と1年生を歓迎するためのレクリエーションをしましたが、今回は2回目。季節に応じた活動を行うということで、七夕も近かったことから、一人ずつ願いごとを書いて発表するという活動を行いました。4年生は司会進行役を決めたり、願いごとを書く星のカードを作ったりと、この日のために事前準備をしてきました。


4年生が1年生を教室まで迎えに行き、全員揃ったところで始まる交流会。今回の内容を伝え、カードを配り、願いごとを書くように伝えました。しかし2年生のある生徒が、なかなか願いごとを書けずにいました。まわりがすらすらと自分の願いごとを書く中、少し困った顔でその生徒は座っているのです。


私が声をかけようかな、と思ったその時。4年生のNさんが、そっとその生徒に近寄り、しゃがんで目線を合わせ、「大丈夫?書けそう?」と優しく声をかけたのです。首を傾げ、まだ困り顔の2年生。するとNさんは「将来なりたいものとか、授業で頑張りたいこととか、なんでもいいんだよ!」と、具体的な例を挙げてアドバイスをしていました。


その姿を見て、私は、4年生に頼もしさと誇らしさを感じました。自分がカードを書くことだけに集中するのではなく、下級生をも気にかけていたことに、とても温かい気持ちになりました。その2年生も、最後には願いごとを書いてみんなの前で発表することができ、いい笑顔で教室へ帰って行きました。


 


「第I期のリーダーである」という日々の意識が、今回のような行動に繋がったのではないかと思います。さらなる成長がとても楽しみです。


 


期待しているよ4年生!


一緒に頑張ろう!


4年2組担任


CAP…生徒会・児童会に相当する活動を行っています。