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今年の英語の森は「英語劇 PEACH BOY」 6年1組、演じる難しさと楽しさを実感

投稿日:2017.07.11

 英語の森。


英語学習の先輩である中学生が、小学生に対して英語を使ったゲームや読み聞かせをする行事として、長きにわたって続けられています。


今年度、少し様子が変わったのは、学年の考え方が4-4-1制になったのに伴い、従来「小学生」であり施される側であった5、6年が、「Ⅱ期の先輩」になったため施す側になったことでしょうか。


そんな訳で、我が6年1組も英語劇で1年1組の子どもたちを楽しませることになりました。演じるのは「 Peach boy/才教バージョン」です。桃太郎と動物は、鬼が住む城に出向いてからは、武器ではなく知恵を絞って退治。最後は、桃太郎と鬼と動物たちで団子屋さんを共同経営して、「めでたし、めでたし」となるコメディです。


今回は準備期間が短く、演出と監督は担任が担当しました。1つ1つのセリフや動きに身振り手振りを付け、「a lot of」なんて時には、両手で内側から円を描くように。「I’m hungry」の際は、女子でもお腹をさするよう指示。誰でも歩く際にはいちいち肩を揺らすように…。天才卓球少年・張本君で有名な「チョレーイ」も入れました。まずは担任が演じて見せて「おもしろいだろ?これで、ドッカーン(爆笑)間違いなしだ!」などと言って、ありとあらゆることを盛り込み、子どもたちは短い期間でしたが、必死に覚えてくれました。


7/11の本番。一生懸命コメディを演じる6年1組ですが、英語劇というハードルの高さもあってか、ドッカーンは成らず、クスクス位の笑い。鉄板と思ったドリフのような後ずさりも、「チョレーイ」も不発弾でした。


しかし、最後に6年1組から内容確認の質問を英語ですると、1年生が6つの質問にほとんど英語で答えてくれて、実はちゃんと聞いてくれていたことがうれしかったり、一生懸命答える様子が可愛かったり、ドッカーンがなくても充実感が得られました。満面の笑みで手を振りながら帰る1年1組の子どもたちに、同じく笑顔で思い切り手を振り返す6年1組の生徒を見て、その様子がうかがえました。


生徒たちは、約3か月後、さいきょう祭でミュージカルを演じますが、その難しさや楽しさは得られたのかなぁと思います。


 


さてさて、片づけをしながら「思ったよりウケなかったねぇ」と私がつぶやけば、「先生の演出が昭和っぽかったからじゃないですか…」とのこと。ギャフン。 


6年1組担任