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才教ダイアリー

先達の言葉から学ぶこと

投稿日:2017.09.01

「育てたように子は育つ」 相田みつを


この言葉の解釈には、いろいろな意見があると思いますが、育てる側の者にとっては大変厳しい言葉です。子どもを育てるには、家庭、学校、地域などがそれぞれに役割を持ち、不十分なところをカバーし合っていかなければなりません。


一日の内で生徒が学校で過ごす時間は約8時間。その内、5時間は授業です。教師は授業が命。どうすれば「分かる授業」ができ、生徒の学力を伸ばすことができるか。生徒の実態が違う以上、これでいいというものはありません。教師を続ける限り「授業改善」「学力向上」は永遠の課題です。


では、授業を受ける側の生徒はどうでしょうか。才教学園では、いわゆる「やる気スイッチ」がONになっている生徒が多く、スムーズに授業が進められる分、授業の質が問われることになります。


 


「蓬生麻中、不扶自直」  中国の古典「荀子」「史記」より


これは(よもぎまちゅうにしょうずれば、たすけずしておのずからなおし)と読みます。


「ねじれたり曲がったりして伸びていくヨモギも、まっすぐに伸びていく性質のあるアサの中で育っていくと、何も手を加えなくても、アサといっしょにまっすぐに伸びていく」という意味です。


学校で言うなれば、学級や学校全体の前向きにがんばろうとしている雰囲気はアサの畑のよう。時にはねじれそうな、時には曲がりそうな状態になっても、その中でなら大丈夫、立ち直っていける。それほど、友だちの影響、環境は大事なのだということです。


 


才教学園が持つこのような良い環境をみんなで大切にしていくことが、結果として自分自身のためになる、自分自身に返ってくると思うのです。


数学担当