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才教ダイアリー

学校を背負って立つ人材に

投稿日:2018.05.22


 8年生は半年後には生徒会を引き継ぎ、学校を背負って立つリーダーになります。リーダーは時に、周囲に対して「あれができていない」「もっとこうしなくてはいけない」と厳しいことも言わなければいけません。その上、自分ができていないのに誰かに注意をしても、おそらく素直に聞いてはもらえません。「この人が言うなら仕方ない。」そう思ってもらえるような、常に手本となる姿が今の8年生の目標です。


そんな中、他学年と共に活動する今回の体育祭は大きな成長の機会です。体育祭の練習が始まる前に開いた学年集会では、一人ひとりどのような手本となるか、その決意を発表しました。


7、8年生が合同で行う競技「台風の目」では、8年生が7年生を引っ張ります。リーダーを中心に作戦を立て、走順を決め、練習に取り組んでいます。授業の時間以外にも始業前と放課後の時間を使って、参加できる人が積極的に自主練習を行う姿も見られます。自分達の練習だけでなく、障害物のバーを跳べない人や、今年初めてこの競技をする7年生にもアドバイスをするなど、赤白共に日に日に上手になってきています。


競技練習の姿も大変立派なのですが、私が感心している点は、それ以外のところにあります。それは、みんながすべてのことにひとつも手を抜かずに取り組んでいるところです。


キャプテンの指示をよく聞く、一つひとつの指示に返事をする、移動は駆け足で行う、集合時間を守る、行進で指の先まで伸ばす、足をしっかりあげる、あいさつをしっかりする、応援練習で声を出す……そういった競技以外の大切な部分を率先して行う様子から、まさにこの8年生が、これから才教学園を背負って立つ者としてふさわしい器を持っているということを実感しています。


 


いよいよ今週末に迫った体育祭。赤組と白組、共に高めあってきたチームがどれほどの激闘を見せるのか。


そして、体育祭を通して、生徒たちがどれほどの成長を見せてくれるのか。


今から楽しみです。


 


8学年主任・81組担任