投稿日:2018.06.12
5年生は6月7日、8日に愛知県へ宿泊研修に行ってきました。知多半島の美浜に宿泊し、トヨタ自動車高畑工場、トヨタ会館、トヨタ産業技術記念館、そして伝統工芸の学習として木曽漆器館を訪問しました。 この研修で子どもたちはたくさんのものを目にし、耳にし、実際に触れ、教科書や映像だけでは知ることのできない多くのことを学習しました。また、班長を中心に見学の順路とタイムスケジュールをしっかり話し合っていたおかげで、班ごとの活動はスムーズに進みました。 しかし、班内の意見がはじめから一致していたわけではありません。早く次の場所に移動したい子、とどまってじっくり見学したい子、…関心は人それぞれです。そうしたときにお互いに譲り合う姿勢や、ほかの見学者への配慮から必要以上に大きな声で話さないように心がけるなど、5年生の思いやりがはっきりと見て取れました。 再び集合する場所と時間を告げた私は、すべての班がきちんと戻ってくるか心配していましたが、そんな心配は不要といわんばかり、全員が無事に集まることができました。 こうしたこと以外にも、係としての責任を果たそうと食事場所をきれいにしたり、部屋のベッドメイクにこだわったり、仲間の健康管理に気を遣ったりと、細かな努力を続けることができていて、教員の指示に頼るばかりではなく、自分たちで話し合い、解決する力が徐々についてきたと感じられた場面がたくさんありました。 本校ではⅡ、Ⅲ期の生徒には毎年、宿泊を伴う学習があります。そのスタートとして、5年生の宿泊研修には多くの学びがありました。今回得られた経験を元に、この1年、そしてその先の研修にも生かしてほしいと思います。 5学年主任・5年1組担任
美浜の景色
木曽漆器館