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才教ダイアリー

できなかったことができるように

投稿日:2018.07.03


 才教学園に入学して3か月が経った1年生。学級や学年の友達同士の仲も深まり、よく話をしたり遊んだりしています。また、難しいことにも自ら進んで挑戦しようとして、次第に多くのことが自分だけでできるようになってきました。そんな姿を見て、とても嬉しく思うと同時に、今まで一緒にやっていたことを手伝う必要がなくなり、何か寂しさを感じてしまいます。


 


現在、1学年の体育の授業ではボール遊びと水泳授業が行われています。


ボール遊びでは、テニスボールやソフトバレーボールを使って、上に投げたボールをまたキャッチするまでに、手を何回叩くことができるかといった遊びを行いました。子どもたちは、「先生、今からやるから見ていてね。」「4回も手をたたけたよ。」と言って、できたことの楽しさや喜びを感じていました。できた子には、「次は、もう1回多く手を叩けるかな?」「ボールを上に投げたら、くるっと1周回ってからキャッチしてみようか。」と、難易度を上げた課題を与えてみます。すると、どの子もすぐに挑戦してみるのです。


できることの楽しさを感じた子どもたちにとっては、たとえ次の課題が難しいものであっても、「挑戦する大変さ」より「できるようになりたい」という純粋な貪欲さが上回っているのだと思います。


水泳授業でも、子どもたちは楽しそうに取り組んでいます。学校外の施設を使わせていただいているのですが、指導をしてくれるコーチの話を聞いて、一生懸命に泳ごう、うまくなろうとする姿が見られます。最初は顔を水につけることにも抵抗を示していた子どもたちが、水に顔をつけて浮けるようになり、さらには壁を蹴って進むことができるまでになりました。


 


1年生はこれからも学校生活で多くの初めてを経験します。学校生活を通じて、子どもたちは自ら考え、多くのことを学び、自分だけでできることが多くなってきています。そこには、子ども自身が「できることの楽しさや喜び」を感じて、またやってみたいという意欲を持つことができているからだと思います。


日々成長していく1年生を見守り、日常生活でも活かせるような経験を多く積み重ねられるよう、応援していきます。


 


1年体育担当