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才教ダイアリー

休み時間の「遊び」も大切に

投稿日:2018.07.26


日々、勉学に励み、学校行事にも常に一生懸命に取り組んでいる子ども達。今年の4年生は8割方の児童が外に出て全力で遊んでいます。野球やサッカー、キックベース、そして今のトレンドは、男女入り混じっての『ドッジボール』。暑い日も、小雨の日も、ドッジボールをする為に朝早く来たり、給食の準備をすぐに済ませたり、帰りの会を早めに開始したりしているほどです。


このような仲間との遊びは、心と体の成長に不可欠です。「休み時間の遊び」ということで審判もいないのです、だからこそ子どもの『素』が出やすい時間帯であるとも言えます。そのような中で、子ども達自身がどこまで上手くやっていけるようになれるかが大切です。


最初のうちは、小さな言い争いが始まったり、不注意から友達にぶつかってしまったり、ルールを守れず周りを困らせてしまったり、といった場面が何回もありました。中には、ただボールを当てられただけで、泣いたり怒ったりしてしまう子もいたものです。


 


 「もっと本気でやりたいな。」


「もっと優しくしてほしいな。」


「あっちのチームはルールを全然守らないよ!」


「あっちのチームは負けた時だけ文句を言うよ!」


「たまにはボールを譲ってよね。」


「キャッチした人が投げるべきだよ。」


 


20人以上のメンバーが、色々な思いを持って参加していました。その気持ちをうまく伝えることに消極的だったせいか、一度は集団遊びがなくなりかけたこともありました。


しかし、なんだかんだ言いながらも、毎日集まってやっている内に、段々とお互いのことを考えながら出来るようになってきました。ルールを守れているか、みんなで声を掛け合って判断したり、自分たちで注意したりするようになりました。ちょっとぶつかったり、ボールを当てられたりしたくらいで、へそを曲げたりめそめそしたりする子もほとんどいなくなりました。最初は逃げ回ることしかできなかった子達も、勢いのあるボールを勇気を出してキャッチするようになってきました。もちろんまだまだ未熟な部分もありますが、人の心を慮り、卑怯な行いをせず、体を鍛えながら、仲間と関わり合う時間となっています。


今後も、やるべきことはきちんとやり、目一杯の遊びを通して成長していってほしいと願っています。


4年2組担任