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才教ダイアリー

大切なこと

投稿日:2018.10.16


5年生の2学期の体育授業で「アタックプレルボール」を行いました。アタックプレルボールとは、バレーボールに似た室内球技であり、ボールをキャッチしてパスをし、バウンドさせてアタックをして相手コートに返球するというものです。


目標としては、「基本的なボール操作を身につけ工夫して攻防戦を行う」「コミュニケーションを大切に、チームの結束力を高められる」ということのほか、自分達でコートの設営や試合の審判もやっていくということを追加しました。


 日頃から「ON」「OFF」のスイッチの切り替えができる5年生は、積極的に準備や片付けをしたり、説明をきちんと聞いたうえで質問をしたりしてくれます。そんな5年生が、自分達でコートの設営や審判もやると聞いた瞬間、やはりスイッチがパッと「ON」になりました。


 すると、次の授業からは開始時間より前に体育館に来て、協力してコート設営をしたり、周囲を見渡し必要な用具を準備したりしていました。気がはやりすぎてネット紐が緩んでしまったり、支柱カバーが傾いていたりすることもありましたが、きっとアタックプレルボールが楽しみで、早くやりたかったのでしょう。


 リーグ戦が始まると白熱した試合が多く見られました。練習ではできていたことが試合になると思うようにできず、落ち込むことや悔しくて涙を流すこともありました。審判の難しさも感じ、時には試合でもめてしまうこともありました。しかし、全部が成長をする上で必要な経験でした。


 


 授業の振り返りとして、学習カードに「頑張ったこと」「できるようなったこと」「楽しかったこと」などを記入してもらいましたが、その中で多く書かれていたことは、「チームワーク」についてでした。


 


「みんなが私のために練習につきあってくれた。」


「失敗してもチームのみんなが励ましてくれたり、私も励ますことができたりして楽しい気分になった。」


「チームのみんなの気持ちが大切。」


「チームの中を明るく活気づけるように声掛けをしたので、チームのみんなの笑顔も見られてよかった。」


「一度しか勝てなかったけれど、みんな一生懸命に取り組めていたし、何より楽しくできた。」 


                                        


アタックプレルボールは団体競技です。仲間がいて、対戦相手がいるからできるものです。技能の向上や勝敗も大切ですが、アタックプレルボールを通じて、今まで以上にチームワークの大切さに気付くことができたのではないでしょうか。


 


 5学年体育担当