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才教ダイアリー

舵取り

投稿日:2018.12.07

 さいきょう祭が終わったあとの充実感や満足感、達成感に満ちた表情。そして全てを出し切ったという晴れ晴れとした表情。そんな一人ひとりの表情が今でも私の脳裏にある。「歴代のミュージカルの中でも1・2を争うほどのでき」と言ってもいいほど、観客の心を掴み、魅了した素晴らしいミュージカルを披露した。そんな最高のステージを作り上げたさいきょう祭の次に控えていたもの。それは9年生より生徒会を引き継ぐことだ。

 

 11月9日。生徒会選挙が行われ、新生徒会三役が決定した。今までは9年生に学校を引っ張ってもらい、付いていくだけで良かった。しかし、このときから8年生がリーダーを引き継ぎ、学校を引っ張る立場となったのである。

 

 8年2組からはAくんとBくんがそれぞれ副会長、書記となった。彼らは今まで集団を引っ張るという経験をしてきた。しかし集団といっても、それは学級だったり、学年だったりと規模は大きくなく、当然ながら学校全体(400人あまりの生徒)を引っ張った経験は一度もない。彼らはおそらく不安や緊張で頭がいっぱいだったに違いない。

 

彼らが抱いている「学校をより良くしたい」という根幹にあるもの。それは「主体性」「判断力」「繋がり」等々である。彼らの肩には大きな重圧がのしかかっているに違いないが、その反面、やる気に満ちた強い思いも感じられる。

 

 ある朝、9年生の先輩方とAくん、Bくんを含めた数名が昇降口前を箒で掃いていた。そんな姿を見て、数年前の生徒会長が放課後によく昇降口の土や砂を箒で掃いていたのを私は思い出した。

「ちょっとしたことかもしれないけれど、学校に貢献できれば…。」

私は彼の言葉が今でも心に残っている。AくんやBくんのたちの活動が一人でも多くの人に広がるといい。そして生徒一人ひとりの「主体性」「判断力」「繋がり」が育まれ、学校がより良くなればと思う。

 

いよいよ明日8日は生徒総会がある。これを機に正式に新生徒会が発足する。新しい三役がどう舵を切っていくか。とても楽しみだ。彼らの「学校をより良くしたい」という強い思いを体現させていくことを私は期待している。

 

8年2組担任