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才教ダイアリー

"そば"と友だち

投稿日:2019.01.08


 3年生は4月から総合的な学習の時間で「そば」について学んできました。種の観察にはじまり、種まき、成長の観察を経て、収穫に脱穀、種の選別を行いました。信州そばアカデミーでが「そば打ち」の体験もしました。


ここまで学習してきたそばのことを、今後どうしていこうか。みんなで話し合ったところ、「1・2年生に向けて、発表会をしよう!」ということになり、11月中旬から、準備に取り掛かりました。


「1年生は長さの単位、センチメートルが分からないかもしれないから、‟粘土板2つ分“と言います!」など、分かりやすさを意識しました。全体を4グループに分け、各リーダーを集めて「どの順番で発表したいかな?」と聞くと、「分かりやすい順番がいいよね…。」「種が成長して、打って食べるという順番が一番分かりやすい気がする!」と、①そばの種、②そばの成長、③そば打ち、④食べるそばの種類、の順番に決まりました。


 


学習発表会を行ったのは12月14日(金)。


「そばの種グループ」は、種の特徴や鍬で耕す様子を工夫して説明し、「そばの成長グループ」は、月ごとに成長していくそばの様子を画用紙にまとめました。1年生からは、「あさがおの種とは違うね。」といった声も聞こえました。


「そば打ちグループ」は、写真を使って打ち方の説明をした後、のしぼうについても話したほか、お手製の包丁でそば(に見立てた粘土)を切る様子を実演しました。「食べるそばの種類グループ」は、有名なそばをいくつか例に挙げ、わんこそばについては「食べても食べてもそばが追加され、終わらない」と、模型を使って披露しました。


 


発表を聞いた1・2年生からは、「そばを食べたくなりました。」「そばは、育つのがはやいことがすごく良くわかりました。」「わかりやすく教えてくれてありがとうございました。」といったコメントをもらいました。


発表後、3年生に感想を聞くと、「『食べたくなった。』と言ってもらえて嬉しかった。」「説明が分かりやすかったと言ってもらえて良かった。」「グループで頑張ってきたことが伝わって良かった。」とニコニコしながら、満足そうでした。


 


 学習を終えての感想をまとめたところ、「そばという物を、世界で初めて作った人はすごいと思いました。」、「そばを育てて、そばのことをたくさん知ることができました。そばと友だちになった気がしました。」


 


 自分の体で学びとったことの多かった「そば」学習。授業はこれで一つの区切りがつきましたが、ずっと“そばと友だち”で居続けて欲しいと感じました。


 


3年3組担任