投稿日:2019.05.17
入学したての1年生。 とても素直できらきらとしています。 春探しに出た生活の時間、学校の敷地内ではありましたが、 様々な春を見つけました。 子どもたちは、どんな小さな花にも目を止め、嬉しそうに観察し、 「つくしを見たのは初めて!」と、大喜びしている子もいました。 「ほとけのざ」を手に取りその蜜を吸いながら、 「ねえ、蜂になった気分!」と歓声を上げている子も。 春を迎えた喜びをみんなで満喫することができました。 朝、庭の花や道端のつくしんぼを摘んで、手に大事そうに持って 登校してくる子もいます。教室に飾って、またまたみんなで春を共有。 春なのに北風が強く吹いて肌寒かった日も、 外に出たとき、子どもたちが発した言葉は、 「葉っぱがダンスしている!」でした。 木の葉が風に吹かれ地面を舞っているのを見て、そう口にしたのでした。 そのあとすぐに、校舎の上の方を眺め、 高学年の教室の窓からカーテンが風に揺れて飛び出しているのを見つけ、 「見て!カーテンも踊っているよ!」と。 冷たい風に寒そうな顔をしながらも、 元気な声を上げてみんなで楽しんでいるのです。 何でもない出来事や、当たり前の事象も、 想像力豊かな子どもたちにかかれば、 こんな素敵な言葉に、姿を変えてしまうのですね。 今、教室には、図工の時間に描いた「学校の桜」の絵を掲示しています。 みんなが描いた桜は、いつまでも散ることなく、 教室を明るく温かく包み込んでくれています。 そこには、奇麗な桜とともに、春の風も描かれていました。 くるりとオレンジ色で描かれた風。 春の風は温かいからオレンジ色なのだそうです。 こんな子どもたちの豊かな想像力に囲まれて過ごす毎日は、 教師冥利に尽きます。 これから先、新しい季節を迎えるたびに、みんなでその季節を満喫できそうです。 そして、どんな学びも、みんなで楽しんでいくことができそうで、ワクワクします。 ピカピカの1年生には、これからたくさんの経験を積んで、 もっともっと想像力を豊かにしていってほしいと願っています。 文章を読んだり、算数の問題を解いたり、友だちの気持ちを考えたり・・・・。 いろいろな場面で、この想像力を大いに発揮して、じっくりと考えてほしいと願っています。 みんなで、いっぱい学んで、たくさんのチャレンジをしていきましょう。 1年2組担任