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才教ダイアリー

野菜も「生きもの」 成長を見守る2年生

投稿日:2019.06.21

 2年生の生活科で、落花生とサツマイモを植えました。 


アサガオやチューリップの栽培をした去年は、「きれいな花を咲かせたい」という願いを実現するために世話をしました。今年、2年生になった子どもたちは、その経験をもとに、工夫や協力が求められる野菜の栽培を行います。


さつまいもを育てたことがあるという子どもが数人いて、根からさつまいもができることは知っていたようです。しかし、落花生の実が地上にできるのか、はたまた土の中にできるのか、そこまで知っている子はほとんどいませんでした。


 


そこで、事前学習で、落花生とサツマイモとをどう育てるかなどを調べました。調べたことを書く用紙が足りなくって、他の紙を追加した子もいるほどの熱心さです。


 


今回、落花生は種から育てることにしました。種をポットに植えました。初めて見たラッカセイの種は、普段食べているピーナッツそのもので、思わず「おいしそう。」との声。これが本当に育つのかと心配そうでしたが、ポットに撒いて数日経つと芽が出てきたので、ものさしを使って長さを測り、成長を観察しました。「トマトのようなにおいがしました。」「葉の形ははんたいにすると、なしみたいな形です。」など、思い思いの感想を持ちました。


どのように育っていくのかが少しわかったとはいえ、落花生が地中で実を結ぶことがまだ信じられないようです。成長を見守る中で、きっと新たな驚きが生まれることでしょう。


 


サツマイモは、苗から植えました。作業中に、「おいしくなあれ。おいしくなあれ。」と言いながら植える子がいました。それがまわりの子にも広まり、あちこちで「おいしくなあれ。おいしくなあれ。」という声が聞こえ、成長を祈るおまじないの様に聞こえました。


苗を植えて一週間くらいは、少し枯れたように見える時期もあります。心配していた子もいましたが、今では根も張ったようで、新しい葉も出て元気に育ち始めています。


 


植物も生きています。枯らさないように考えて、自分が手をかけた野菜を食べることにより、子ども達が一回り成長してくれることを願っています。


野菜が苦手な生徒もいますが、育ち盛りの子ども達にとって、少しでも食べられるようなきっかけになったらいいなと思います。


秋には、おいしいラッカセイとサツマイモを収穫しましょう!


 


2年2組担任