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才教ダイアリー

体育祭を創り上げるために

投稿日:2019.07.12

 会場の都合により、例年より1ヶ月半ほど遅れて行われた第15回体育祭が、無事に終わりました。今回は初めて用具係担当を任され、生徒31名と私を含めた2名の教員で用具係を運営しました。

 6月3日()に行われた生徒会体育祭組織発足式の係会の冒頭で、私は31名の生徒達にこう問いかけました。

「本当は、心の奥底では用具係をやりたくない人はいますか?」

一人くらいは手を挙げるのではないかという予想は、見事に裏切られました。

用具係になった経緯には、体育委員として半ば強制的に係となった者と有志で集まった者のふたつのケースがあるのですが、そうであっても体育祭を創り上げるために必要な役割であるという意識を、集まったみんなが持っていることを、このとき改めて感じました。

 日中は体育祭の競技練習、放課後に用具係の練習。さらに、期末テストの学習をしながらと、日程的にかなりハードだったものの、一人も弱音を吐くことなく、精一杯取り組む姿がありました。

用具係は中立な立場であるため、競技中は応援にまわりません。また、休憩の最中でも次の競技の準備をしなければなりません。スポットが当たることもなく、目立たないところで体育祭を創り上げるために力を注ぎます。

 

 話は少しそれますが、競技に用いる大玉が破れるというアクシデントが起きました。新しい大玉が届くまでの間、このひとつがないだけで練習もできない競技があります。当たり前の話ではありますが、何かひとつでも欠けてしまうと成立しないことを思い知らされました。

 そういう意味では用具係も大変重要な役割なのだと気づきます。決められた時間の中で全ての競技を終えるためには、サッと準備にあたる係が必要です。その事を知っている生徒たちの動きは機敏で、大きな声で言葉を交わさずとも、足りない部分を察して動く姿。本当に素晴らしかったと思います。

 

 私は常日頃から、「仕事とは何か?」ということを考えて生活しています。また、道徳やHRの時間等でも生徒達に話をします。「仕事」とは「相手を笑顔にすること」。直接その笑顔を見ることができないことの方が多いとは思いますが、今回の用具係の活動は間違いなく「いい仕事」でした。行事にとどまらず、通常の学校生活においても「仕事」をしっかりとこなしていける『世のため人のために尽くす高い志を持った真のエリート』を目指し続けて欲しいと感じた体育祭でした。

 

体育祭用具係担当