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才教ダイアリー

体育祭での出来事

投稿日:2019.07.16

 先日、第15回体育祭が開催されました。今年は例年よりも遅い開催ということもあり、暑さや天気が心配されましたが、なんとか無事に当日を迎えることができました。

今年の体育祭のスローガンは「一意奮闘 ~轟け!勝利への咆哮~」です。子ども達はスローガン通り、赤組白組それぞれが心を一つに、集中して戦う姿を見せてくれました。

結果から言えば、今年の体育祭は白組の優勝でした。午前の部では赤組が白組に大差をつけて勝っていたのですが、午後の部で白組が奮闘して赤組を僅差で逆転するという最後まで結果の分からない大変見応えのある体育祭になりました。

 

体育祭では毎年、数々の名場面が生まれます。今年は9年生の「タイヤ取り」での1対1の選抜対決が素晴らしかったですし、「タイヤライダー」の最後の赤組の逆転劇も大いに盛り上がりました。

しかし、私が最も印象に残ったシーンは別のものでした。

それは午前の部の最終競技である「選抜リレー」でのことです。

選抜リレーは5年生から9年生の選抜されたメンバーで、赤組は赤と黄、白組は白と青の各バトンで4チームが競争する、体育祭の花形競技です。

今年は、こんなことがありました。男子リレーのときの話です。白バトンが先頭を走っていたのですが、勢いがつきすぎたのか、バトンを受け渡すリレーゾーンから出た状態でバトンパスをしてしまうという反則をしてしまいました。レースの途中であったのでそのまま続行し、先頭でゴールをした白バトンチーム。当然反則があったために順位は自動的に4位になってしまいます。その結果、2位であった赤バトンが1位、2位が黄色バトン、3位が青バトンとなりました。

結果を聞くと赤組の生徒応援席が盛り上がりました。自分達の組に高得点が入るからです。私は、「白組が嫌な思いをするだろうし、止めなければ」と思い、赤組の応援席の方に行こうとしました。

すると、それを見ていた赤組の9年生が「やめろ!そんなことで喜ぶな!」と全体を注意しているのが目に入りました。「確かに今のリレーで赤組に点数が入ったけど、相手の反則で喜ぶのは違うと思う。」と話をしてくれています。すごいなと思いました。

 

勝負にこだわる才教学園の体育祭は、勝負一つひとつにとても熱くなります。でもこのように相手のことを考えることができます。それは相手がいなければ勝負が成り立たないということを分かっているからです。今回はそれを指摘してくれたのが最上級生である9年生というところにさらに頼もしさを感じたのでした。

体育祭の担当の一人としてこのような場面が生まれたことを嬉しく思います。そして今後もこのような子供達を大切に導いていきたいと強く思います。

 

体育祭担当