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才教ダイアリー

さいきょう祭が目指すもの

投稿日:2019.11.05

 今年は会場を松本市芸術館に移して行われたさいきょう祭。

 夏休みが明け、本格的に練習が始まって約2ヶ月間、より良いステージを目指して一人一人が力を尽くしました。その成果を芸術館という素晴らしい舞台で発揮できたことは、本当にありがたく貴重な経験となりました。

 

 早い演目では、昨年のさいきょう祭を終えて間もない2019年の年明けから、混声合唱「第九」の練習をスタート。今年で3年目の「第九」は、年々規模も大きくなり、成長し続けています。大曲に長期にわたって取り組む大変さもありますが、生徒たちは廊下でドイツ語の歌詞を口ずさむようになり、声を合わせて歌う気持ちよさを経験し、本番が近づくと真剣な表情でお腹の底から声を響かせて歌うようになります。会場でのリハーサル、本番のステージではさらに気持ちが引き締まり、表情良く歌う生徒の姿が輝きます。

 その姿を見た時、”このために私たちはやって来たのだ”という思いが湧きました。“こんなにも大変なことをやるべきなのだろうか”という迷いが、“これで良かったんだ”という確信に変わると同時に、生徒たちの無限の力を実感することができました。

 

 さいきょう祭の最後の演目、全校合唱は1年生から9年生が一緒に歌う、才教学園ならではのステージです。数年前から789年生の演出係が中心となって練習に取り組んでいます。演出係の発足は7月。夏休み明けから始まる低学年訪問練習に向け、低学年パートを先取り練習します。グループごとに各クラスを訪問するため、役割を分担し協力して進めます。限られた時間の中でうまく進められず苦戦したり、小さな生徒たちが楽しみに待ち、声をかけてくれたりと様々な経験をし、共に成長する機会になっています。

 また、混声四部のパート練習、伴奏合わせや振り付け練習等も行います。全体練習の前には、誰に言われることもなく楽器を整然と準備し、少ない時間の中で打ち合わせや各パートの進行を確認。全校生徒に向け、自信をもって歌いながら引っ張っていく演出係のメンバーは頼もしく、さいきょう祭を支える大きな力となっています。

 

 さいきょう祭の準備が進むにつれ、「第九」の伴奏を担当するメンバーが、より質の高い伴奏を目指し放課後集まるよう声を掛け合う姿や、自主練習を入念に行い全体練習に備える全校合唱の伴奏者の姿が自然に生まれていました。向上心を持って行動できることこそ、志を持つ才教生らしさであると改めて感じます。

 このような先輩たちの姿をみて、下級生がより高い意識をもってさいきょう祭に臨み、それが伝統になっていくと信じて、これからも精進し続けたいと思います。

 

 さいきょう祭担当