投稿日:2020.02.28
「これからEEの授業を始めます、お願いします。」 この瞬間、昼休み後の時間は英語の世界へと一変します。毎日25分間の“Everyday English”、通称“EE”の始まりです。Ⅰ期(1~4年)の生徒は、元気いっぱい、笑顔いっぱいになります。 “Find something red.” 子どもたちは、教室内の「赤いもの」を夢中で探します。 “Eat pizza!” “Eat French fries!” 子どもたちは、おいしそうな顔をして食べるマネをします。 少しおどけて“Eat snakes!” などと言ってみると、 “NO!!!” や「ギャー!!」と素直なリアクションが返ってきます。 何度も繰り返し発音をすることで、日本語を使わなくても、英語の指示や質問をすぐに理解し、単語の発音や意味をすぐに覚えられる子どもたち。英語を聞く耳が育っていると感心します。 また、週に1、2度のフォニックスを中心としたALTとの授業も、子どもたちの楽しみのひとつです。知らない単語に出会っても、文字の並びから音を予想して読むことができるようになります。 毎日英語に触れて耳を慣らすこと、物怖じせずに英語を話すことは、5年生以降に英語を教科として学ぶための大切な基盤づくりです。 普段は中学生の指導を中心に行う私のような職員がEEを通じて小学生と触れ合える。これも小中一貫校ならではの活動で、中学での指導とは一味違う楽しさがあります。 英語はコミュニケーションをとるためのひとつのツール。「難しそう」なんて思わず、人とのふれあいを楽しみながら学んでいきたい教科です。成長してからもその楽しさを忘れないで学習に励んでほしいと思います。 英語科