投稿日:2020.02.04
帰りの会が終わると、下校までの時間を1階の自習室で学習をする生徒が集まってきます。入室時刻を記入し、本日の座席を決め、課題に取り組みます。昨年までは中学生と一緒だった自習室ですが、今年から小学生だけの部屋になりました。宿題に取り組む人や読書をする人、つい友達との会話に花が咲いてしまい注意を受ける人…教室とは違った空間が創り出されています。
自習室は、曜日によって担当する先生がわります。担任の先生方が、時間を見て応援に来ることもあります。中には、毎回生徒に温かな声がけをしていく先生もいて、丁寧な学級指導の一端に触れたような気持ちになります。
さて、最近は、課題のわからないところを質問してくる生徒が増えてきました。中学校と小学校高学年理科を担当している者としては、教科外の質問にやや緊張が走る瞬間です。問題を確認しどこがわからないのかを明らかにしたあと、真剣に私の説明を聞いてくれる姿を見て、逆に普段の指導のあり方を見つめなおすきっかけにもなっています。私もこのごろは、語句検索用にと自習室担当の日に国語辞典などを持参するようにしています。
「先生、ここがどうしてもわかりません。納得するまで教えてほしいです。」という姿が放課後の自習室だけではなく学校全体に更に増えていけば、才教の学力の底力は更に向上すると確信しています。
放課後のわずかな時間ですが、本校にとってはとても貴重な時間です。こうした時間が大きな飛躍の原動力となるように、自分の身も心もピッと引き締めて自習室の担当にあたらなくてはと感じているところです。
自習室 木曜日担当