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才教ダイアリー

輝く昆虫、現る!

投稿日:2020.07.28

校内2階の壁に現れた銀色に輝く虫たち。これは、6年生の図工課題「アルミホイルで昆虫!」の作品です。

アルミホイルを使った作品作りは昨年度の6年生が初めてでした。そのときのテーマは「哺乳類」で、試行錯誤しながらも楽しい作品がたくさん誕生しました。

アルミホイルは身近な素材ですが、意外に万能です。まず、アルミホイルはハサミで複雑なかたちに切ることができ、軽く握っただけでもその形状を保ちます。丸めるとしっかりとした塊になります。何層か重ねると丈夫な板状になり、硬いものも表現できます。光沢も様々に表現でき、工夫次第でいろいろなことができる素材なのです。

 

今年の「昆虫」は、どこから見ても立体作品として成立する必要があり、どの部分もいい加減に作ることはできません。実物を見ながら作ることができれば一番いいのですが、それは難しい…。そのため、前後左右、上下からと、いろいろな角度から見た写真などを資料として用意しました。

制作初期は、小さな子が描くような「○○っぽい」というレベルで満足し終えてしまいそうな様子でした。しかし、それではただの『アルミホイルの塊』どまり。6年生として、選択した虫の構造をきちんと理解し再現することを目標に、とにかく資料をよく見て作ることにこだわりました。例えば蝶の翅(はね)は胴の背中側に、足は側面についていること。その足の構造が複雑であることや、体毛が生えていて意外にしっかりしていること。他にも、ダンゴムシの腹側、カマキリの顔、トンボの翅の付け根など、細部までそっくりに作ることを目指しました。

子ども達が苦労していたのは、昆虫の接続部や、細い触覚・足などの繊細な部分を表現すること。アルミホイルを切ったり、しっかりとより合わせて細い針金の形状にしたりと何度も失敗を繰り返し、思いどおりのかたちを作ることができたときに見せた満面の笑顔が、とても印象に残っています。

 

この課題を通して、作った昆虫にかなり詳しくなった子どもたち。制作における感想を、いくつかご紹介します。

「クワガタは美しいかたちで好きだった昆虫。自分が作品を作る過程で、細かいところまで知ることができ、より好きになった。」

「作品作りは簡単だと思っていたが、どの昆虫・生物も決して単純なつくりではないと分かった。」

「最初は気付かなかったトンボの体の詳しいつくりがわかったことで、自分の作品を本物に近づけることができた。」

 

 世の中は意識しないと見えないことだらけです。今回の課題を通して子どもたちが、作品を作るという経験を得るだけではなく、このことにも気付いてくれたなら嬉しいです。

 

 昆虫たちはもう暫く壁に張り付いている予定です。

学校へお越しの際は、6年生こだわりの昆虫たちを、どうぞご覧ください。

 

6年図工担当