投稿日:2020.11.10
(① の続き)
しかし、ミュージカルの要素は歌やセリフ、伴奏だけではありません。大道具や小道具、衣装は「手をかけたものの良さや思いがわかる人になろう」とこだわって制作し、セリフや動きも、場面ごとに何度も話し合いを重ね工夫しました。
自分たちで使うものを自分たちで制作していくのですが、うまくいかないことが次々と起こりました。そんなとき、悩んでいる友達に声をかける、放課後に残って作業をするなど、みんなのために行動する生徒がいました。責任感を持ち、協力して成し遂げようとする気持ちは、様々な困難を乗り越える原動力になっていたのです。
会場リハーサルの日、大切な衣装を身に着けてステージに立った6年生。みんなの希望だったミラーボールを照明担当の先生に回していただいたときの喜びは格別でした。
振り返ってみると、ミュージカルを通じて生徒たちはたくましく成長し、6年生とは思えないことをやり遂げてきたと感じます。
最後まで妥協せず手を抜かずにやり続けたことが、自らの限界と向き合い乗り越えようとする力となり、みんな一丸となってやりきったという達成感につながったと思います。様々な制約がある中で、これほど高いハードルを学年全員の力で乗り越えられたこと、まさに今年のスローガンどおり“超越”できたことに、生徒たちの限りない力と可能性を改めて実感しました。
大勢がステージに立つ『第九』や全校合唱の実現は叶いませんでしたが、全ての学年がより良いステージを目指して力を尽くしました。笑顔と感動にあふれたさいきょう祭が開催できたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
コロナが1日も早く終息し、再び全校で歌える日が来ることを願っています!
さいきょう祭担当・6年音楽担当