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才教ダイアリー

まず、やってみよう!(後編)

投稿日:2021.01.15

算数の計算問題のような“正解・不正解“はないこと。

イメージしたものと違っても、そこから「工夫する」ことが大切だということ。

図工では、折にふれ、こういったことを子ども達に伝えていて、「自分で考えて、やってみる」こともたくさん経験させたいと思っています。

「ここをこういうふうにしたいけど、できるかなあ…?」

相談とも独り言ともつかないつぶやきが聞こえたら、私は「やってごらん!」と勧めています。失敗を恐れず、まず自分でやってみる。思うような結果が得られなかったら、次の手を考える。

なにかと速く正確な結果を出すことが求められがちですが、試行錯誤することの大切さは変わらないように思います。

 

さて、話を「ころがるおもちゃ」作りに戻して…。

飾りつけに一生懸命取り組む子ども達の中で、Bさんは車輪の部分に色とりどりの長い飾りをつけました。重さや絡まりが心配でしたが、「それだと転がらないのは?」とは言いません。自分で転がしてみて初めてわかることがあると思うからです。板で作った坂道で自分の作品を転がしてみたBさん。じっと見つめた後、何かに気づいたような表情を見せ、飾りを切ることを決めました。飾りは短くなりましたが、よく転がるようになりました。「ふさふさして、転がすときれい!」そばで見ていた友だちが声を上げ、Bさんも納得の表情です。

ストローを付けてみたCくんも、初めは全く転がらない状態でしたが、ストローを曲げることで、かえって面白い動きをするおもちゃができました。

 

それから数日後の2学期の終業式。校長先生が「これからの時代を生きるために必要な『想像力』『創造力』を身につけるには、“考えて行動すること“を積み重ねるしかない。」とお話しになりました。小さな一歩かもしれませんが、図工で育もうとしているものと相通じるものがあると確信しました。

これからも、「まず、やってみる。そして考える。またやってみる。」ことを、子ども達と積み重ねていきたいと思います。

 

1年図工担当