投稿日:2021.01.26
2年生の生活科の授業では、「昔の遊びから学ぶ」ということで、11月からけん玉に取り組んでいます。
日本けん玉協会の『けん玉検定』に則り、大皿に玉を3回乗せるというところから始めて、「とめけん」、「ふりけん」、「日本一周」、「世界一周」などレベルの高い技に決まった順番で取り組み、10級から1級への昇級を目指します。
学校の授業で初めてけん玉に触れるという子もいれば、幼稚園や保育園の頃から慣れ親しんでいる子までいて、子ども達のレベルはそれぞれです。
目下、子ども達が目指しているのは1つでも上の級に上がることなのですが、私がみんなに学んでほしいことは、実は他にあります。それは、当たり前のことながら「諦めない」ということです。
初めのうちは簡単な技が多いのは誰もが知るところです。しかし、級が上がり自分の腕も上がるほど、一筋縄ではいかない技が増えてきて、必ず壁にぶつかるときが来ます。
そんなときに、「もうこれ以上はできないから」と投げ出して終わらせてしまうのではなく、こつこつと粘り強く頑張って「努力を重ねる姿勢」を自ら作り出せることを、このけん玉検定から学んでほしいのです。
どうしたらうまくできるようになるのか。
上手な人からコツを教わるのも、一つの手かもしれません。
技が成功に近づいたとき、練習で1回でも成功したとき、自分はけん玉をどう操っていたか。
けん玉と格闘する子どもたちの目は、真剣そのもの。1回1回集中し、一生懸命に取り組んでいます。「けん玉名人」への道のりはまだまだ長いですが、この練習で得た経験は、他の活動時にもきっと活かされるはず。みんなが持っている様々な力を、どんどん伸ばしてほしいです。
この子たちなら、いつか別の高い壁に当たっても、あきらめずに立ち向かっていくことでしょう。
目指せ、けん玉名人!
2年生 生活科担当