投稿日:2021.09.15
1学期の終盤、6年生は、国語「私たちにできること」という単元と「先達に学ぶ発表会(※1)」をコラボさせ、自分が伝えたいことをテーマにプレゼンし、その良さや内容を相手に提案することも含めた学習を行いました。
3学期のプレゼンテーションコンテストを見越し、端末の操作(パワーポイント)を取り入れ、自分の課題に応じた発表をするところまでを企画。準備段階として、家で調べたり学校のパソコン室で調べたりしながら資料を用意しました。そうやって生徒たちが熱心に調べたことをクラスで発表したのですが、どれも個性を生かした内容でとても盛り上がりました。やはり「自分が伝えたいこと」となると、生徒たちの熱量も違ってくるものです。
では、テーマを紹介します。タイトルにある「17」は、6年2組の生徒数からとったもの。全員分を紹介したいのですが、一部抜粋とさせていただきます。
自分の言動・相手の気持ち
クラスの実態をもとに、みんなで言葉の大切さを考えることができました。道徳の授業にできるような内容であり、グラフの作り方も勉強になりました。
プラモデルの魅力
この分野について初めて聞く人も興味を持てるような工夫があり楽しい内容でした。写真の効果的な使い方は、プレゼンの方法として学べるものでした。
声優から考える自分の見方
有名人の生き方に自分が参考にしたいことをつなげ、「コンプレックスを夢に変える」というメッセージで希望が持てる発表でした。最初に、話す内容を「目次」として出したことも効果的でした。
イモリの秘密
今年飼い始めたイモリのことをまとめました。何を調べようかと困っていたところ、生活記録から見つけたテーマです。身近なものを題材にする面白さを感じました。
そして、生徒たちの振り返りには次のような記述が。
「みんなの発表の仕方やスライドの作り方が上手だったので、参考にしたい。」
「とても勉強になる発表ですごかった。」
「写真の出し方、パワーポイントの使い方がよかった。」
友達の様子から自分の発表に生かそうとする内容が多くみられ、うれしくなりました。
先日、6学年が5月に行った「全国学力学習状況調査」の結果を配布しました。結果は長野県や全国と比べるととても良いものでありました。私自身、先日研修をする機会があり、「全国学力学習状況調査」の問題作成や結果分析に携わった先生の話を聞くと、「小学生段階から資料を活用して発表したり、自分の考えをまとめたりする経験を積み重ねることで、話す力はもちろん、様々な問題に対応する力も磨かれていく」と話してくださいました。授業の中で、このような取り組みを続けていく後押しをしていただきました。
2学期になり、1人1台のiPadを持ち始めた生徒たちはいろいろな機能に興味津々です。使い方次第で無限の可能性が広がるメディア機器ですが、使い方を誤ると逆効果になってしまう怖さもあります。21世紀型スキルを育むSTEAM教育の要素の1つであり、これからの時代を担う子どもたちにとって大事なメディアリテラシー。ここにiPadをどう活用させられるか、メディアとの関わり方についてしっかり学んでほしいと思います。
6年2組担任
※1 先達に学ぶ発表会・・・ことわざや歴史上の人物にまつわるエピソードを調べ、各クラス内で毎日1人ずつ日替わりで発表を行う。
※2 各画像は掲載にあたり一部加工しています。
テーマ「メダカ」
テーマ「絶滅危惧種」
みんなのスライドは壁に掲示しました (※2)