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才教ダイアリー

明日に向かって、チャレンジ!

投稿日:2021.10.29

 1年生にとって初めての「さいきょう祭」。本番まで、いよいよ秒読み段階です。


 思えば入学した4月当初から、感染症対策を講じた様式での学校生活を余儀なくされてきた子ども達。必要以上にお友達と近づかない、給食は黙って食べるなど、「我慢を強いているな...」と思う場面が多々ありました。


 それでも、毎朝元気に登校し、「今日はどんなことを勉強をするのだろう?」という好奇心とやる気に満ち溢れ、元気に手を振りながら笑顔で下校していく姿に、こちらが励まされることもしばしばでした。



 2学期に入ると、1年生の新たな挑戦が始まりました。漢字の学習、鉄棒・わたり棒、iPad、さらに「さいきょう祭」に向け、日々の練習が続きました。


 子どもたちの毎日は、新たなことへの挑戦、すなわち"冒険"の連続のようなものです。


 「何が起こるか予想のつかない未来だけれど、勇気をもって挑戦し、自分で道を切り開いていってほしい。」


 演目名『ぼくらのぼうけんものがたり~あしたへ~』には、教師達のそんな願いが込められています。



 練習を始めてまもなく、子ども達は演目で歌う4つの歌が大好きになりました。教室からは、毎朝、元気な歌声が響いてきます。保護者の方が心をこめ、工夫を凝らして作って下さった手作りの旗が集まり始めると、次第にみんなの気持ちも高まっていきました。どの旗も本当に素敵で、舞台に並べられた様子を見ると、保護者の方々の想いが、子ども達と共にそこにあるように感じられます。


 校内リハーサルは、初めてマスクをはずして臨みました。口を大きく開けて、真剣な表情で歌う子ども達。練習で頑張っていることはわかっていましたが、ここまでしっかり口を開けているとは! その一生懸命さに心を打たれました。


 終わった後は、「あ~、緊張した。」「楽しかった!」「きのう練習したところがちゃんとできた。」と興奮気味でした。その後、今度は会場でのリハーサルがありました。「すごく広かった。」「学校でやった時はみんなの声が大きいと思ったけど、舞台の上ではあまり大きくなかった。」と、会場の大きさに圧倒された様子でした。それでも、その表情は生き生きとして、舞台を楽しんでいる様子も伺えました。


 今も、本番の舞台をより良いものにしようと練習を重ねています。疲れてしまうこともあるはず なのに、一人も弱音を吐くことなく取り組む。そんな姿を見ていると、本当にたくましくなったなと感じます。



 もうすぐ本番です。子ども達がどんなチャレンジを見せてくれるか、ワクワクしています。


 どうかこの舞台が終わってしまっても、これからの人生の中で「チャレンジ!」し続ける勇気が、子ども達の中に、ずっと育っていきますように。



1学年担当



(写真は校内練習の様子から)