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才教ダイアリー

5年生の歩み ~定期テストを通じた貪欲な学び~

投稿日:2021.11.19

 生徒会活動、部活動といった新たな活動、これまでより長い授業時間、濃グレーで三つ揃えの制服。今年の5年生の担任を務めて7か月になった私が見ている、生徒たちの最近の様子をお伝えしようと思います。



 進級で特に大きく変わったことは、「定期テスト」が実施されるようになったことです。4年生までは教科別に単元テストが中心でしたが、5年生からは、中学生同様、学期ごとの中間・期末テストが実施されます。テスト範囲は広く、授業で学習したことを自ら振り返り、身につけることが求められます。5か月前の1学期期末テストでは、戸惑う気持ちが影響したのか、思うような結果を出せなかった生徒が多かったように感じられました。


 夏休みを機に、2学期中間テストに向けた生徒たちの取り組みは大きく変わりました。放課後学習会「スイッチ」には、毎回多くの生徒が自主参加するようになったのはとても嬉しいことでした。友だちから誘われるなどして「ぼくも今日はスイッチに行こうかな・・・」という声が多く聞かれるようになり、テストを行うたびに自主的に学習する生徒が増えてきたのです。


 テスト範囲が発表される(テストの2週間前)と、生徒はまず個々に目標点を定め、それを達成すべく学習計画をたてます。毎日の自主学習は定期テストモードに切り替わります。クラスでは毎日の学習記録をつけるようにしていて、「今回は学習時間2,000分が目標!」「全科90点以上を目指す!」「学年順位を目標に頑張る!」など、それぞれのモチベーションを高く持って取り組む姿が自然と見られるようになりました。スイッチも「テスト対策」と銘打ち、教員も生徒たちのやる気に応えようと努めています。


 この結果、2学期中間テストでは多くの生徒が自身の目標を達成し、クラス平均点は1学期のそれから大きく上昇しました。


 結果が出ると意欲も増すもの。


「今回は全教科95点以上を目指す!」


「苦手教科をなくして、全教科満足のいく結果を出す。」


 2学期期末テストを見据えた生徒の目標は、より高く、より具体的になり、クラス単位で更に向上心を持って頑張りました。



 才教生の良さは、学習に貪欲なことです。特に、今年度私が受け持っている5年生は全体の学習意欲が高く、日々感心させられています。みんなはいつも、ポジティブです。5年生からのこういった新しい取り組みは、学年が上がるにつれ、さらに活きていくでしょう。これからも、生徒たちの成長を見守っていきたいと思います。



5年2組担任

休み時間に友達と教え合い、ともに学び合う

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