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才教ダイアリー

STEAM×7年のさいきょう祭 前編

投稿日:2021.11.17

7学年担当



 7学年のさいきょう祭ステージは、STEAMの"A"『Art・芸術性、創造性、表現力、教養を高める』の部分を中心に据え、一年間を通じた総合学習のテーマ「歴史と平和」の学びを発表する場となりました。


 さいきょう祭は、「言葉・身体・音楽」の3つの表現を意識し、毎年学びを積み上げていくよう考慮して取り組まれます。7学年では特に身体表現の充実に力を入れていますが、今年はSTEAM教育がスタートし、残る2つの言葉・音楽の表現に加え、テクノロジー活用からの学び、地域社会・企業との協働など様々な要素の横断的学習の場となりました。


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 6月、無言館から誕生した歌、「組曲『無言館』」を聴き、戦争・平和について学び始めました。この頃の生徒たちは平和という実感の湧かないテーマをどう受け止めていいのか戸惑った様子でしたが、日増しに平和に対する想いは、強く確かなものになっていきました。


 10月には戦没画学生慰霊美術館『無言館』(上田市)、松代大本営『象山地下壕』(長野市)を訪れました。現代に暮らす私たちには想像もできない戦争の恐ろしさ、惨さ、悲しみ、苦しみなどを、机上の知識だけでなく実際に感じることで学びが深まりました。現地に赴き、肌で感じたことが、生徒の創造力、表現力を開花させたのです。



 さいきょう祭に向け、生徒たちは個々の能力を生かしながら互いにスキルを高め合いました。朗読係が、「自分たちで詩を作る」と決めて文章をまとめ上げた頃から、身体表現や映像の係も具体的なイメージが沸き、それぞれの表現を作り出していきました。



(後編へ続く)