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才教ダイアリー

2年生とiPad

投稿日:2022.01.27

 才教学園では、3年生以上が週6日制、1・2年生は週5日制です。しかし、年に数回は低学年も土曜日登校の日が設けられており、1月22日の午前中は元気に授業を受けました。


 この日の国語の授業では、初発の感想をGoogleのスライドやJamboardを使って共有しました。今年度途中から積極的に使い始めたiPadの扱いも、なんとなく板についてきたところ。まだ操作はおぼつかないときもありますが、友達に教えたり、友達から教わったりしながら、楽しい雰囲気の中で活動しています。


 普段の授業とは一味違い、気軽に友達に相談したり親身になって解決したりする雰囲気の中で、「この1年でみんなは大きく成長したなぁ。」と実感する私を、さらに嬉しくさせる姿がありました。


Aくん:しゃしんを大きくしたいけど、どうすればいい?
ミニ先生:この青いところをひっぱるとできるよ。
Aくん:本当だ、できた! ありがとう!
    あと、がぞうのいらないところは...
ミニ先生:ここをタップして、さっきみたいにひっぱると、どう?
Aくん:すごい!できたよー!

 『ミニ先生』とは生徒の1人。いつもは控えめなのですが、この日、操作にまつわる友達の困りごとを、私と一緒になって教えてくれたのです。少し誇らしげな顔の『ミニ先生』は、きっと自分自身のいいところ(才)に気づくことができたはず。このような一場面に立ち会うことができ、私は破顔一笑しました。


 友達の感想文をすぐに共有できたこと。時間も短縮され、却って密度の濃い授業時間を過ごせること。こうしたことは、授業でiPadを使うことの大きなメリットであると考えます。また、アプリを使って一人一人の習熟度に合わせた復習に対応することも標準化が可能になっていきます。今は九九アプリを使って、ランダムに出題される問題に答えたり、穴埋め問題に取り組んだりしています。中には、友達と競ってタイムアタックをしている子もいます。


 この子たちが高校生、大学生、社会人になった時には、当たり前のようにiPadやAIなどを駆使して生活していくのでしょう。社会の情報化はさらに進み、文字の読み書きと同じレベルで端末や機械を扱えるスキルが不可欠になっているかもしれません。


 そんな時代の情報リテラシーとは、情報を正しく読み解いて、適切に判断し、情報に流されず決定すること。時代に求められ、生き抜いていける人になってほしい――日々、子どもたちの未来を思い描きながら、情報リテラシーの向上を目指しICT分野における自己研鑽に努めたいと思います。


2年2組担任

国語/みんなの感想文を読んでいます-1月22日

算数/九九に挑戦中

個々の熱心な取り組みには、目を見張るものが。