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才教ダイアリー

STEAM:7学年総合学習

投稿日:2022.02.22

 2月8日(火)、プレゼンテーションコンテストの予選がクラスごとに行われました。
 1年間学んできた総合学習の集大成として、一人一人が学びの中で見つけ出した課題を掘り下げプレゼンテーションしています。
 今年はSTEAM教育を掲げ、横断的な学びを進めながら、「課題を自ら見つける力」「物事をさまざまな面から捉え解決する力」「新しい価値を創造する力」を育んできました。プレゼンテーションコンテストは、まさにこれらの成果を発表する場であったと感じます。


 「歴史と平和」をテーマに進めてきた学びから「課題を見つける」という点では、各々の感覚を働かせ、興味関心を持ち課題を見つけ出しています。
 戦争の被害や食料の状況を深く調べる生徒、歴史の中で変化してきた技術や人の感情について調べる生徒など、それぞれの視点で現代の自分たちがすべきことを考察しています。また、歴史の中で起こった差別や、現代の差別問題への関心も高く、あるべき姿を問う生徒もいます。戦争の歴史とどのように関わっていくべきか考えつつ、現代のテクノロジーの発達に身を置く中で、依存等の危険性を学び取り、理想的な関わり方を提案する生徒もいました。
 まさに「物事を様々な面から捉え解決する力」「新しい価値を創造する力」を育む機会となりました。


 総合学習に限らず、様々な学びがありました。性教育からは「多様性」を。LIVE先達の講演からは「正しい情報を得た上での判断力と決断力の大切さ」を。カメラの仕組みや光の学習からさいきょう祭でのプロジェクションマッピングを経て、映像に興味を持つ生徒もいました。
 研修旅行で訪れた場所で感じた目の錯覚や、色への興味をなど、一人一人が自らの思考を働かせ学習を深めてきました。そして今、横断的学びで育んできた考えを、たくさんの人に伝え、広げようとしています。プレゼンテーションにとどまることなく、7年生がこれからどのように実現、発信していくのかが楽しみです。


 「歴史・戦争」をテーマに学んできた中で、生徒たちは、自分たちが戦争を経験しておらず、経験した人から話を聞くことも難しくなっていることを理解し、だからこそ学ぶべきだという思いを抱いています。そして、学んだことを伝えたいと願う生徒たちの姿を頼もしく思います。


7学年担当