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才教ダイアリー

6学年 STEAM 『防災』について考える

投稿日:2022.03.01

 先日、才教学園三大行事のひとつ、プレゼンテーションコンテストの学年予選会が開催されました。6年生は共通テーマを『防災』として、一人ひとりが探究した成果を発表しました。


さて、このプレゼンテーションコンテストに行き着くまでの約1年間、6年生は災害についての知識と経験を深める活動に取り組んできました。
 総合的な学習の時間には、STEAMの活動としてIVUSA(国際ボランティア協会)に所属する大学生たちとの交流とワークショップを行ってきました。最初は7月上旬のZoomを使ったオンライン交流、12月には本校の体育館を避難所と想定し、避難所運営の疑似体験活動をみんなで協力して行いました。
 11月の東北地方への研修旅行では、宮城県石巻市にある「みやぎ東日本大震災津波伝承館」や、多くの犠牲者が出てしまった旧大川小学校などに赴き、現地ボランティアガイドの方々からたくさんのことを学んで地震と津波の被害を肌で感じ取りました。



 そして本題のプレゼンテーションコンテストについて。これは、1年に渡って深めてきた学びを発表する場です。聴いている人の防災意識を高めるためにはどうすればよいかを考えながら、6年生は精一杯取り組みました。
 明日(3月2日)の本選に出場できるのは各学級から1人のみ。ですが、この予選会を迎えるまでの過程を通して熱心に防災と向き合ってきたその成果が、一人ひとり、そして家族や友人など、周囲の防災意識を高めるきっかけになっていればと思います。


 昔から、ここ長野県松本市は『日本で最も大地震の発生確率が高い地域』と設定されていることは多くのみなさんの知るところでしょう。2021年8月のお盆期間がそうだったように、近年は豪雨やそれに伴う河川の氾濫なども多くなってきました。東日本大震災と同レベルの南海トラフ地震についての議論もずっとなされていますし、直近では御嶽山の噴火警戒レベルの引き上げが報道されました。
 身近に潜む危険を知り、有事の際には今回学んだ知識をうまく生かしてほしいと願っています。


6年3組担任

プレゼンテーションコンテスト予選(2022年2月)

IVUSAの皆さんとの活動

旧大川小学校の見学(2021年12月)