投稿日:2022.03.08
3学期、4年生は1年間をかけて行ってきた「総合的な学習の時間」の仕上げに入りました。
テーマは「長野県の魅力」で、11月にはこれまでの調べや活動を発表する『長野県フェスティバル』を開催しました。詳しい内容はこちらで紹介していますので、ぜひご覧ください。
ふるさとを知り、学び、発見する ~4年生「長野県フェスティバル」~
パンフレットやPR動画、Webサイトなど子どもたちのアイデアは多岐に渡りましたが、『長野県フェスティバル』のあと、他のグループの発表を見る中で改善点が見えてきました。
そこで子どもたちはまず企画の改善をスタートし、様々な工夫をこらしていきました。
最後には「活動報告」という形で、ここまでの活動を自分達自身で振り返り、発表動画を各家庭に配信しました。
活動報告というのは、子どもたちにとってはあまり機会のなかったものでした。その多くは調べたことや考えたことなどを人に提案したり訴えかけたりするもので、自分達の学習の歩みをまとめるということについて初めはあまり理解できていない子もいました。
ただ、グループで取り組むうちに理解が進み、自分達の活動に自信が持てるようになってきたようでした。紆余曲折と試行錯誤を繰り返しながら、ときには立ち止まって考え、そのうちに自分達の成長や成果がはっきりと分かってくる。これはどの学習についても言えることかもしれません。
今回はiPadを使ったプレゼンテーションをはじめ、オリジナルパンフレットの作成にも挑戦しました。(画像は拡大できます)
子どもたちの発想や「やってみたいな」「できるかな」と思っても実現できなかったことが、今年は子どもたち自身の手で創造し実現させられるようになりました。「自分にもできるんだ!」という感覚が芽吹いたことは、大きな価値を感じるものでした。
また、iPadを用いたことで生まれたものは他にもあります。それは例えば、子どもたち同士の積極的なコミュニケーションや、互いに影響しあう姿です。表面的なイメージでは、教育のICT化は人との関わりを疎遠にするというような、やや"冷たい"印象を受けるかもしれません。しかし、実際は逆で、ツールやアプリを使うことが子どもたち同士のコミュニケーションを大いに活発にし、iPadがお互いを高めあえる道具のひとつになったということが感じられる学習になりました。
今後、この学年がどのような活躍を見せるのか、今から楽しみです。
4年1組担任