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才教ダイアリー

入門期の技術科

投稿日:2022.10.03

 中学校に入学して初めて出会う教科が「技術科」です。小学校の図画工作科の流れを汲んでいますが、ちょっと趣がちがいます。


 主な授業は技術室で行われるようになりますが、この教室は生徒たちにとっては初めて使用する場所です。ここには電気の工具あり、木材加工の工具あり・・・と、7年生は毎年興味津々に入ってきます。


 今、7年生は「ペン立て」の単元が終了し、「ラック」の製作が始まりました。いずれも木工作品です。
 最初の「ペン立て」の製作では、全員がほぼ同じ図面を使用しましたが、「ラック」は基になる図面を使った自由製作となり、生徒ひとりひとりのアイディアが色々なところに生かされます。のこぎりや金づちなど、工具を使う場面も増えてきます。練習題材だった「ペン立て」の経験を生かしながら、毎年素晴らしい作品が出来上がるので、私も非常に楽しみにしています。


 本校で学習指導の柱の一つになっているSTEAM教育の中にも、「ものづくり」が入っています。得意、不得意はもちろんあるのですが、最後まで自分の考えを作品に生かそうとする過程に、生徒の大きな進歩があると考えています。
 作品との対話、工具との対話、クラスメートとの対話、私との対話・・・すべてが技術室で今行われている生徒の活動です。今年も魅力的な作品をお見せできると思いますので、その時をお楽しみに。


技術科担当

ペン立て

製作途中の「ラック」