投稿日:2022.10.04
本年度の数才クラスは、5年生から9年生まで、合わせて15名で活動しています。厳しい選抜テストに合格した生徒たちだけあって、やる気も能力も百点満点。週に1回の活動ですが、数才クラスの時間を本当に楽しみにしています。
毎年恒例になりつつある「作問にチャレンジ」。夏休み中に、1人1問とっておきの問題を考え、2学期に入ったところで皆で解きあう、という活動です。問題を作る際の条件は、
1.必ず解ける問題であること。
2.解説も作成すること。
3.皆が「解きたい!」と思うような魅力的な問題にすること。
これらの条件を満たすように1から作問をするというのは想像以上に大変です。闇雲に作ればいいわけではなく、きちんと解けて、解説もわかりやすく作らなければいけません。
しかし、そこは算数・数学を心から愛する数才クラスの生徒たち。図形に関する問題を始めとして、比に関する問題、カードを並べて連続した数を作る問題、感染率に関する問題、ダイエットに関する問題、重力付き四目並べに関する問題、トランプのパーフェクトシャッフルに関する問題、そしてとんちが利いた斬新な問題などなど、今回も力作が揃いました。仲間が知恵を絞って作った問題を解くのは、普段の問題集を解くのに比べて、一味も二味も違ったわくわく感があるようです。
問題を配るときには歓声が上がり、配り終わるのと同時に、黙々と問題を解き始めました。そのうち、
「わー、この問題難しい!どうやってこんなすごい問題思いついたんだろう。」
「やっと解けたー。面白かったー」
「僕、方程式で解いたけど、線分図でもいけるのかー」
など、感嘆や賞賛の心からの叫びが、あちこちから聞こえてきました。素直にお互いを認め合い、切磋琢磨しながら高め合う姿。「これぞ才教生」と、誇らしく思う瞬間です。
問題を解き終えた後は、一人ひとりに向けて感想を書いてもらいました。今回が最後の「作問チャレンジ」になる9年生は、後輩たちに向けて温かいメッセージを送っていました。学年の垣根を越え、共に学び合う喜びを味わえるからこそ、皆数才クラスが大好きなのだと思います。
最後にこちらの問題を。
難しいですよ。
補助線の引き方がポイントです。
数才クラス担当
熱心に問題を解いています